2015年2月3日火曜日

最近買ったCD Joe Hisaishi "joe hisaishi meets kitano films"


Joe Hisaishi "joe hisaishi meets kitano films"




タイトルの通り久石譲が担当した北野映画のサントラのベストアルバム
このアルバムに収録されている映画は一応全部見た
何曲かリンクをピックアップして紹介する
北野一曲目は"intro"で北野映画おなじみの青いKの文字が浮かぶと同時に流れるイントロ

Summer - 実質の一曲目は言わずと知れた名曲。映画”菊次郎の夏”のメインテーマだ。アウトレイジとかしか知らない人は見てみるといい。とてもいい映画だ。しかしこの映画を見たことなくとも、Summerは聞いたことあるかもしれない。聴けば各々が持つ”夏”が蘇る。そんな名曲



Raging men - 2000年公開の日英共同作品のバイオレンスエンターテイメント映画の曲。
怒れる(イかれた)男達が敵対組織を次々とぶっ殺しまわるシーンのときに流れたと思う
怒れる打楽器に気持ちが昂ぶる



Silent Love - 耳が聞こえない男と女を中心に描かれる日常を映した映画”あの夏、いちばん静かな海。”。菊次郎の夏と同様、北野映画をヤクザ映画だけだと思っていると驚く映画だ。キタノブルー炸裂。あくまで日常だがなんともいえない不思議さがある。きれいな静止画を続けて見ているような映画というには独特な描かれ方故か。
音楽も負けずの独特さ。シンセとヴォコーダー、美しいストリングが交わる。




Sonatine I (Act of violence) - 北野映画の最高傑作に挙げられることの多い名作”ソナチネ”のメインテーマ。キタノブルーの意味が分かる映画。ちなみにそんなソナチネも当時の興行では大失敗していた。
オープニングでこれが流れて衝撃を受けた。調べて初めて久石譲が曲を担当していることを知った。
不気味かつ美しいイントロからミニマルな展開がされる。


Kids Return - まだ始まっちゃいねぇよ。とかいう名台詞を生んだ映画キッズリターンのメインテーマ。
素晴らしい映画。人を選ぶ映画が多い北野映画だがこれは万人に勧められる。道に迷っていたら見てみるといいかもしれない。いや、人によっては落ち込むかもしれないか・・。
曲はくそかっこいいビートからthe久石なメロディと展開が広がる。個人的にこのアルバムで一番好きな曲。



前々からほしかった久石譲の音源
とりあえず知っている映画のベストから買ってみたが大当たり。最高だ
ちなみに結構前に借りたもののけ姫のサントラも素晴らしかった。
いつか久石譲ライブに行こうと思う
ちなみにリアルに鳥肌がたったライブ動画があったので載せておく。ちびるで

動画でこれだからな・・・生で見てみたかったな


おしまい










2015年1月31日土曜日

最近買ったCD


Jesu  "Every day I get closer to the light from which I came"



Leave Them All Behind 2014 でトリで見たJustin K Broadrickのプロジェクト
ISISのアーロンターナーも影響を受けたGODFLESH解散後のプロジェクト
ライブで聴いた曲はスラッジ、ポストメタル、超ヘヴィなインダストリアルみたいな感じだったけど、このアルバムは美しい、シューゲーイザーぽさもありながらやはりヘヴィで機械的でもあった
予想以上にはまった
最近買った中で特にお気に入り

Jesu "Jesu"


こっちのアルバムはシューゲイザーぽさはあまりなくてとにかく機械的でかっこいい
かっこいい歪と繰り返されるリフに惚れ惚れする
ベースの歪のかっこよさは音源はもちろんライブでも発揮されていた

Sparkle in Grey "Thursday Everyday"

https://sparkleingrey.bandcamp.com/album/thursday-evening

秋葉のディスクユニオンでジャケ買いしたイタリアのポストロック、エレクトログループ
ジャケ買いはほとんどしないけどこれが大当たり
サンプリングのセンスが半端なくてかっこいいのはもちろんメチャ引きこまれる個性がある
かなり個性的なのに聴きやすい
没個性的な私にはとてもうらやましい











2014年6月5日木曜日

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド④


見事PTPのグッズをゲットしてフェスの雰囲気の新鮮さも手伝ってメチャクチャ楽しんでいる、俺と天パめがね


コインロッカーを確保し、グッズを置いておく。ライブには邪魔だ

いよいよ人生初ライブ

グッズ購入直後の時間帯には俺が見たいものはなかったが、天パめがねは事前に目をつけていたバンドがあった

のでそれを見に行くことに

Tame Impala(テイム インパラ)というバンドがそれだった

私の人生初体験ライブだ

Tame Impalaが演るステージに行くと、観客が全然いない。人の縦の列が2列ないくらいの人数(わかりづらいか・・)

とにかく観客が少ない。ライブといわれ想像するそれと全く異なる光景。これはフェス特有(特有ってこともないが)、フェスによくある光景。フェスは知名度が低いバンドも大きなステージでというのはよくあるし、同じ時間帯の他のステージで人気者がやっていたりとか、とにかく観客が極端に少なくなることはフェスではままあることです

Tame Impalaも当時はまだデビュー音源を出す前だったらしく知名度が低かったのだろう。しかたのないことだ

しかしライブ初心者の私はこの光景に少しテンションが下がった

それでも生のライブというものにワクワクもした

そして始まった

そして思った










なにこれ?

音楽がどうのこうのではない

半端じゃない音量

というか普通に音割れていた

ハイゲインなサウンドも手伝って、はっきり言ってどんな音楽がなっているのかさっぱりだった(スピーカーの前あたりにいたのもよくなかったかもしれない)

私はCD(スタジオ音源)のように各パートが聴き分けられる感じのまま音がいいかんじに大きくなったようなものを想像していたので大変おどろいた

そしてTame Impalaをまったく知らないのでクソつまらなかった。頭の中にチケット代がよぎった(要するにチケット代が無駄になった気がした)くらいつまらなかった

なんかステージから一人降りてきてタンバリン、シャンシャンやったりしていたけど俺はキョトンとしたままだった

周りの客は微笑ましそうにしていたが、盛り上ってはいなかった

やはり思ったより全然楽しくないぞ・・・これから大丈夫なのか・・高いチケット代は報われるのか・・?

キョトンとそしてこれから楽しめるのかという不安を持ったまま終わった

終わったあと、戸惑った私の様子を察してか(または、なにこれって口に出したか)天パめがねは「まぁこんなもんだよ」としたり顔で言った。そんときはそうなんだとか思ったが今思い出しても酷い音だった。ただフェスってセッティングの時間が限られていたり、音響がよくない会場でも平気でやったりするので、一概にバンドが悪いとは思わないがとにかく酷い音だった。

もしかしたら天パめがねも予想外の音に戸惑い、頭の中にチケット代がよぎったりしていたのかもしれない。だから俺を慰めながら自分も慰めていたのかも

よゆーで耳鳴りが始まったが天パめがねの慰め(「まぁこんなもんだよ」としたり顔でry)もあって次のバンドにすぐ切り替えた

次向かうバンドは俺が(一応)見たいバンドだった

そのバンドはFiveFingerDeathPunch(ファイブ・フィンガー・デス・パンチ)というバンド

とてもヘヴィで激しいメタルバンドだ

CDも持っていないしファンでもないがyoutubeでよさげだったので見に行った

さきほどと違いでかいステージでしかも観客はかなりたくさんいた

ライブが意外とつまらなかった、これから楽しめるのか?という不安は消えたが、周りの観客達の妙に高いテンションにこれからこの場で何が起きるのかが不安になった

FiveFingerDeathPunchのメンバー達が出てきた、まるで巨人だった

ムキムキマッチョのでかい男達が高いステージにどーんと立ってる様はメチャクチャかっこよかった

そして演奏開始。これまた大きな音だが、Tame Impalaとは異なり重低音が体に響き渡り心地よかった(*音の好みの違いもありますし、なによりもステージの設備などなどもろもろfivefingerのステージのほうがtame
 impalaより良いステージだったのでtame impalaが劣っているとかそんなことはまったくないです)

そんな心地よさもつかの間、周りの客が暴れ始めた

モッシュとういやつだ

人と人が押し合いピンボールのように人が飛び交いあい始めた

私は驚いたが一人だけその場にとどまってはかえって危ないと思い、私も人間ピンボールとなった

そのうち人と人が円をつくりぐるぐる回り始めた。サークルピットとよばれるものだ

なぜか調子に乗って私もサークル内へ

サークル内へ入ってみて分かったのだが、外見には混沌とした光景だが中では結構秩序が保たれていた

みな手の平を使い人をいい感じの力加減で押しだし、また手足をばたつかせたりする人は人が密集していないサークルの中央でそういうことをやっていたり、転んでしまった人がいたらすぐさま立たせるなりガードするなりしている人がいて感動した

途中ボーカルがこういったらこうしてくれみたいなことを英語でお願いしたけど、伝わってなくて気まずい空気になったこと以外満足のライブだった

ライブ終了後、朝から何も食べていなかった私は腹が減り、(量も質も)価格に見合わない何かを食べた

食事の後からPTPまでの時間帯に私が見たいものがないので、もうPTPがあるステージへ行ってPTPの時間まで(まだ3時間強ある、まじで馬鹿だ)待ってる天パめがねに言ったところ、天パめがねも初フェスで単独行動が不安だったのか(見たいものがあるのにもかかわらず)そうすると言った(別に一緒に待っていようとか言わなかったし)

フェス素人の2人で行くとこのような愚かなことをしてしまうのです、気をつけましょう3時間強何もしないで待機してるとかホント馬鹿だが、いかに私がPTPを待ち望んでいたかがわかるでしょう。ちなみに天パめがねもなんだかんだPTPがこの日で一番わくわくすると見る前に言っていた)

そんでずーと待ってた、特に何もせず

ちなみに待っている間PTPのボーカルKがスケートして遊んでるのが見れた

でもただ待つのも限界だったのでPTPの前のバンドのときに最前列に陣取ることにした(俗に言う地蔵というやつです。ファンでもないのに最前列にいて場所を確保する人たち。ブッキングマネジメントのセンスがないフェスでよくある光景ですがマナー違反です、絶対にやらないように

女がボーカルのバンドだったけど、正直毒にも薬にもならない音楽でPTPまでの時間が永遠に感じた

まぁなんとか終わって、いよいよ時が来た

PTPの出番だ

T$UYO$HIの三弦ベースが置かれている

そしてSEが流れた。SEはモンスターハンターポータブル2ndのテーマだった(PTPメンバーはモンハン好き。特にPABLO)

そしてメンバーが出てきた

このときのテンションは最高潮

さてどんなライブが繰り広げられられるのだろうか

今日はここまで

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド④ おしまい

2014年6月1日日曜日

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド③




[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド②の続き


見たこともない激しいライブ動画を見て怖気づいた私だったが、興味は深まり、ますますはまっていった

やはりPTPのライブに行ってみたい・・・というい思いが芽生えていた

しかしハードなバンドはもちろん有名アーティストの大きなライブさえ行ったことのない高校生の私は、いきなりライブハウス、箱と呼ばれるようなところへ一人で行く決意もできぬまま高校三年になった

そんな私だったが高校三年でついにPTPのライブを見ることとなる

高校三年のクラスに軽音部でギターをやっている音楽好きの奴( 天パめがね )がいて席も近く共通の友達( オサレG-SHOCKつけ太郎 )も同じクラスにいたことからすぐに友達になった

友達になってからCDの貸し借りをして、PTPも貸したりした

PANTERA好きの天パめがねにも割りと好印象だったようで、いいねーなんて話していた

そんなある日PTPのHPを見ているとSUMMER SONIC09( サマーソニック2009 )に出演決定と記載されていた

SUMMER SONICを知らなかったのでとりあえずSUMMER SONICのHPに行くと、どうやらとても広い場所でたくさんのアーティストが集まってライブするフェスと呼ばれるイベントらしいことが分かった

狭いところ(ライブハウス)は怖いけど、広いところなら・・・!と私は思いました

しかし一人で行くのは・・・・あっ・・そうだ!と思い私は(記憶があいまいだが)後日、授業中の雑談の中で「PTPがさまーそにっく出るんだって」と天パめがねに言った

すると天パめがねは「おぉーサマソニ」と言っていて、サマソニを知ってた模様

私は半分本気半分冗談のような感じで「サマソニいかね?」と言ってみた

すると天パめがね「まじで?いくか!」と結構乗り気

天パめがねもフェスには行ったことないようで、お互いに話を進めていきながらテンションがあがっていってた

ということで私はSUMMER SONIC09に行くことになった

ちなみに初ライブでSUMMER SONICというのは・・・・はっきり言ってお勧めしません。後で書くけど私は痛い目あいました

09は三日間あって、一日目がMogwaiAphexTwin65DaysOfStaticとかいう役満そろってて(しかも同じステージ、マジ行きたいわクソ今だったら絶対一日目だけど、当時はぶっちゃけPTPにしか目がいってなかったのでPTPが出演する三日目に行くことに

PTPにしか目がいってなかったが、高い金を出しているので一応ほかの同日出演バンドをネットで調べた

なんとなくFiveFingerDeathPunchとかいうのとBringMeTheHorizonとかいうのとLimpBizkitこれはかろうじて名前だけ知っていた)あたりも見てみようと決めた(PTPフォロワー的には間違っていない選択だと今さら思う)

当日の朝早く駅で待ち合わせ、クソワクワクモードで出発

二人ともまず何が何でもグッズはゲットしたいねという感じだったと思う

俺はとにかくPTPのグッズが欲しかった。PTPはライブ会場でしかグッズを売らなかったのだ

不安と期待が入り混じりながら幕張メッセ到着

そこには地べたに死んだように横たわっている人達がたくさんいた。連日参加している人たちだ

これ見てうぉーすげーと二人で興奮してた

チケットをサマソニのニオイ(少し香料がついていて、俺はそのニオイを以後サマソニのニオイと呼んだ。ちなみに翌年のサマソニのリストバンドには香料がついていなかった)がついた入退場リストバンドに交換、装着した

開場時間はまだかと待ちながらPTPのグッズを買うことだけ考えた

そして開場。みな一斉にグッズ売り場へ走りまくる

早い時間から並んでた甲斐あってそんなに列が出来る前に並べた

しかしここで懸念していた事態が発生

PTPのグッズ売り場は幕張メッセのグッズ売り場ではなくマリンスタジアムのグッズ売り場だった
※SUMMUR SONICは幕張メッセと千葉マリンスタジアムの2つの会場をつかっておこなわれている。2つの会場は結構距離が離れている

私は並びながらPTPグッズがここにはないことを確認。ここではないどこかへ(マリンスタジアムに)行かなくては!しかしもう並んで結構前まできてしまっている!ここで離脱はもったいない・・!

とうとう買えるところまできた。店員のお姉さんの前へ。お姉さんは注文を待っている。しかしここには私が欲しいものがない。そんな俺の目に知っているバンド名が映った・・・!私はすかさず

「りんぷ・びずきっと(LimpBizkit)のマフラータオルください・・・・・」
と言った

というわけで人生初バンドアイテムはLimpBizkitのマフラータオルとなった

まぁ・・デザイン無難だし・・・いやかっこいいし嬉しい嬉しい

ではマリンスタジアムへ行かねば・・・・いや・・・・・一人で行くの・・迷子に・・怖い・・・※高3男子

なんでだよって思うかと思いますが私はこういう人間なのです・・・( 私を知っている人ならば分かるはず・・・ )

天パめがねを待たねば・・・やつはまだ並んでやがる・・ノロマめが・・・!PTPグッズなくなるんじゃないか・・・?てかマリンスタジアム行くのダルイな・・(結構遠い)

あっ・・!いいこと思いついた!

たしか天パめがねFACTのTシャツかっこいい、欲しいって言ってたな・・・

FACTのグッズは( 当時プッシュされてたのか )売り場が専用にあって並ぶ場所も他と別だった。(その専用の売り場自体は幕張メッセのグッズ売り場にある) ちなみにマキシマムザホルモンのグッズも同様だった。( つまり、幕張メッセのグッズ売り場には、いろんなアーティストのグッズを売っているゾーン( ←俺が並んでLimpBizkitのタオル買ったゾーン天パめがねもここに並び中 )とマキシマムザホルモンのグッズを売っているゾーンとFACTのグッズを売っているゾーンの3つがあった )

専用に特設されているだけあってFACTとマキシマムザホルモンの売り場はメチャクチャ並んでいた

しかし俺は全然欲しくないメチャ混んでいるFACTのグッズ売り場のゾーンに並んだ。間違えたわけでも狂ったわけでもない

長蛇の列のFACTのところで並んで待っていると、天パめがねがやってきた

天パめがね「何買ったの?」

俺「リンプのタオル・・PTPなかった。マリンスタジアムのほうだわ。

天パめがね「マジか。てかFACT並んでいるの?

俺「うん。だってお前FACTのTシャツ欲しいって言ってたでしょ。めちゃ並んでるから早めに並んでおこうと。サイズどれにする?」

天パめがね「マジか!!ありがとう!!サイズはMだな!」

俺「うん。分かった。それじゃさ・・・PTPグッズ、ゲットしてきてくんない?(=マリンスタジアム行ってこい)」

天パめがね「おう!分かった!何が欲しい?」

  ※今にして思えば、天パめがねもなんでだよって思ってた気がする。並ぶの交代すればいい話だし・・・。なんか書きながら思い出してきたけど、マリンスタジアム行くのめんどくさい、迷子が怖いから行って来てって正直に頼んだような気も・・・でもとりあえずFACTのところに恩着せがましく並んだことはまぁ間違いないので 

俺「タオルとTシャツは絶対ほしい!出来ればステッカーとコインケースも!色とかサイズは任せた!ほんじゃ!(はよ行けや)」

天パめがね「おう!後で連絡するわ!」

計画通り

というわけでFACTのTシャツを無事購入。

天パめがねもPTPのタオル、Tシャツ、ステッカー、赤のコインケース( ←めちゃ気に入っていたのに後にバイト先に行く途中で落とした。帰り道探したけどなかった。一円玉がいっぱい入っていたから誰かが拾ってもって言ったに違いない・・・許せん・・・・ )をゲットしてくれていた( 色選びも完璧だった。でもTシャツのサイズはMじゃなくてLがよかった。でもまぁ良しとする。よくやった、天パめがね 

とりあえず目的の一つのPTPグッズゲットは大成功。フェスの雰囲気もあってクソ楽しいモード

さて次は初ライブ参戦

とりあえず今日はここまで、つづく・・・



天パめがね様がゲットしてくれたタオル↓
























りんぷびずきっとのタオルください・・・・のやつ(画像中央、下はWAGDUG FUTURISTIC UNITYというバンド。言っておくが、どちらのバンドも興味ないです。ほとんど聴きません。でもタオルはかっこいくて好き)↓


[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド③ おしまい

2014年5月30日金曜日

見た映画の感想を: ホテル・ルワンダ



1994年、ルワンダで起きたルワンダ虐殺によって難民になった1200人以上の人々を自らが働いていたホテルに匿い救ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を基にした作品。
ルワンダ虐殺はルワンダの多数派のフツ族と少数派のツチ族間の内戦が終結頃に起きた大虐殺。内戦の和平協定成立後に起きた何者かによるフツ族の大統領が暗殺されたことをきっかけに大虐殺が実行された。
主人公ポールはルワンダトップクラスのホテルの支配人。彼はフツ族だが妻はツチ族でフツ・パワーというイデオロギーを唱えるフツ過激派に対しては陰で愚か者だと言うなど穏健派の立場である。過激派には嫌悪の感情を抱きながらも献上品を持参の上で商売するなどフツ過激派側の要人にもコネクションを保ちながら政府軍人などにも献上品を与えるなどして多方面にコネクションを持つ。
大虐殺勃発前の物語冒頭からフツ・パワーを唱える人々が活発な様子が描かれ、不穏な空気を醸し出しており、ツチ族の部下や義兄夫婦は不安を訴え、ポールもどこか不安を覚えるが和平協定の成立が間近という情報や国連軍が常駐している点(ポールのホテルにもいる)、世界中のマスコミがいる点などから楽観視している(もしくは楽観視するようにしている、したいといった様子が伺える)
しかし大虐殺は”高い木を切れ”という過激派の合言葉とともに開始される。
ポールは当初、家族のみを守ることだけを考え行動していたが、しだいに難民たちも守る決意を決めホテルに匿っていく。
ポールは国際社会の救援やマスコミに期待をしていた(というか絶対に助けにくるだろうと思っていたと思う)が助けは全くないことが次第にわかってくる。
そんな中でこれまで築いてきたコネクションや賄賂などを巧みに使って時間を稼いでいったが状況はどんどん厳しくなっていくがいかに・・・。


という映画を見ました

以下細かいネタバレ含みます。








 まずこの作品は映画としての出来がすばらしいと思った点について。
 上にゴチャゴチャ書いたルワンダ虐殺における勃発前の様子やフツ族とツチ族について、主人公の性格や交友関係、ホテルの従業員,フツ過激派,政府軍人,外国のマスコミたちがどういった人物、立場なのかを序盤の15分程度で完璧に描かれています

 なので何の知識なく見ても問題ないです。
(しいて言えば、虐殺発生後の政府軍の立場については整理しておくとよい。虐殺を表立っておこなっているのは、フツ過激派民兵で政府軍は治安維持にあたっているという立場をとっていると思われる(未調べなので確かではないが)。まぁ難民相手に見返り(賄賂)を要求しながらの治安維持なので政府軍も虐殺に加担してはいますが)

 また残酷描写の直接的な表現は抑えながら(あくまで主観だけどね。。死体はものすごく出てくるから。。。でもいわゆる強姦シーンを流すとか(ルワンダ虐殺においてツチ族女性に対する強姦はひとつの要素になっていたほど多発していたらしい)ナタによる殺害(ルワンダ虐殺ではナタが主に使用された。理由は安いし、手入れも楽で、ナタ一つでたくさん人を殺せるから)シーンをまじまじと見せることはない(遠目からその様子がわかるシーンはたくさんあるが、血がブシャーとかはない。))、虐殺の悲惨さや緊迫感はすごいものがあります。

つまり映像の暴力的な威力を利用しないで役者の演技やシチュエーションによって虐殺の悲惨さや緊迫感、各々の心理状態が表現されていてすばらしかった。私は見たあと体調を悪くしました。(調べると分かるがルワンダ虐殺における人の殺し方は文章で読んでも戦慄する凄まじさで、映像化する場合このインパクトのある”ネタ”を使っても不自然ではないが、たぶんインパクトありすぎてノイズになって主題がぶれるしメッセージが伝わりづらくなるリスクもでるので控えたのだろうと予想。そのような選択もすばらしいと思う。)


では感想をつらつらと。。。

見たあとに体調悪くなったっていことは、心にくるものがあったわけですね。
先ほども書いたとおり体調を悪くするようなグロ描写があったわけでもなく、ものすごく悲惨なシナリオ(題材自体は最大級に悲惨ですよ、もちろん)があったわけでもありません。

見終わってから、いろいろ想像しました。

まず、もし実際にこのような虐殺が日本で、身の回りで起きたら私はどうするのかを想像したことで体調が悪くなりました。

この映画を見て、いわゆるアフリカ特有のことで日本とは違う世界で起きたという捉え方をするのは間違いです。

ルワンダ虐殺は明確なシンボル(フツ族とツチ族)を基に明確な敵、目標を作りメディアプロパガンダなどを利用して作られた恐怖と大きな勢いによって生じました。

ようするに歴史的にどの国でも起きてきた、起きている虐殺と同じで、どの国でも起こりうることであるってことです。
日本で虐殺。。考えづらいですか?歴史認識的にも結構アンタッチャブルな感じありますよね。

映画見た後いろいろ考えたうちの一つをあげてみます。

 東日本大震災の後、被災地で火事場泥棒が頻発しています。実際に起きていますね。
 ↓
 ある日、被災地で火事場泥棒が逮捕されたとします。
 ↓
 その泥棒は外国籍だったとします。(特定の国籍を想像した?した人の中にはフツ族(なんらかの自分のシンボル)があってツチ族(なんらかの特定の敵、もしくは恐怖)を持っているんだろう)
 ↓
 報道によりそのことが報じられたとします。
 ↓
 どこからか特定の外国籍の組織が被災地でメチャクチャしているらしいという情報(悪意のある 嘘、または誤報とします)が出てきたとします。
 ↓
 という想像をしたです。考えすぎかしら、妄想野郎かな。この先の想像は自由に

虐殺行為が身近で起きたら私はどのような行動をするのでしょうか。
 もしフツ族的な側の立場だったら私は過激派になるのか・・・、ツチ族的な側をかばい凄惨な殺され方をするのだろうか・・・、隣人がツチ族的な側だったら・・・、親、友達がそうだったら・・・、はたまたツチ族的な側だったらどうするのだろうか・・・、誰かを頼ろうとするのか・・・、武器を持って戦うのだろうか・・・、自殺するのだろうか・・・・などなどを考えました。。映画の中のどの立場になってもおかしくないのです。自らが望むような立場は選べません。

私は気分が悪くなりました。


次にもし私があの時あの場にいたらという想像です。

私があの場にいた場合の立場は外国籍の旅行者でしょうかね。赤十字で難民を一所懸命助けているという立場は正直考えづらいですね。

外国籍の旅行者。映画の中でこれにあたる人々はでてきます。なにしろホテルが舞台ですから。

その人たちはどうなるかというと、物語の半ばくらいで助けが来てホテルをルワンダを脱出します。
外国籍の旅行者には欧州各国が組織した軍の助けがきます。難民にはきません。置いていきます。まずここがかなり辛いシーンですね。欧州の軍がホテルに到着したときの難民の人々の歓喜からの失望がエグいシーンです。

さらに辛くなるシーンがあります。

助けがきた外国籍の人たちはみなホテルを出て行きます。その際の様子はかなり複雑な様子で、おそらく安堵やうれしい気持ちがあるはずだが、それ以上に残される人たちに対して申し訳なさそうな表情で出て行くのです。

出て行く中の一人でホアキン・フェニックスが演じるカメラマン(この外国人救出で脱出するのは旅行者だけではなく、欧州のマスコミなども脱出する)は脱出のバスに乗り込む際に、はっきりと「恥ずかしい」と言います。

脱出のバスに乗り込んだ外国人たちと残された難民たちはお互いを見合います。メチャクチャ残酷なシーンです。お互いがお互いの気持ちを汲んでいるので、何も言わない、何も言えないという。。。個人的にトラウマシーンですね。

 このシーンを最初に見たときは主人公側に感情移入(つまり残される側)していながら見ているので、わざわざ申し訳なさそうにすんなっ!とか白人どもがっ!とか思ったのですが、見終わってから、はて・・まてよ・・・もし私があの時あの場にいたらとすると・・俺外国人だからバスに乗れるな・・・俺はバスに乗り込んでいるよな・・・その時どんな気持ちでどんな振る舞いをするだろうか・・・と考え始めました。
 こう考えると私がそそくさといってしまう人たちを責めることなどできない、しかし主人公側の視点も見ているから・・・という感情の歪が起きましたね。とても気分が悪くなりました。

 先ほど書いたホアキン・フェニックスが演じるカメラマンは物語の中で、外国人にとってこの虐殺がどういうものなのかを的確に理解している様子が描かれています。
 ゆえに彼は何かしてやりたいけどできない現実、ということに対する罪の意識のようなもの覗かせる様子が描かれます。
 しかしそんな思慮深い彼でも夜にはお酒を飲んで現地の黒人女性といちゃついたりするなどの様子も描かれます。つまりこれは現地にいて取材をして悲惨な現状を知っても帰る場所のある外国人にとっては他人事であったということです。(もちろん中にはそうでない人もいます。映画の中でも命をかけて活動する外国人たちもいます。でも当然少数派です。)
 *難民の人たちもリラックスするシーンはところどころあるので↑は深読みかもしれないとも思いましたが、難民と外国人が紛争のさなかでリラックスするというのはやはり意味合いが違うとも感じます。

先ほど上でアフリカ特有のことではない、日本だって。。というようなことを書きましたね。
しかしそれは実際に自分の国で起きてから。。起きるかも。。。ということで、あくまで外国で起きているうちは他人事にしか捉えられない自分に気がついてしまったのです

私はこの映画を見て、とても心にきました。しかし、じゃあ今から世界の紛争地帯に行って何かためになることを・・なんて思わないし、絶対嫌だ
例えば、もし日本に表立った軍隊があって、アフリカのなじみのない国の人々を助けるために絶対何人か犠牲者を出すところに日本の軍人を派遣します!みたいなことになっても、正直うーーんって感じになると思います。(この映画を見る前だったらはっきりとNOと思っていただろう・・)

 ホアキン・フェニックスが演じるカメラマンは脱出の際、夜にいちゃついていた現地の黒人女性に「私も一緒に連れて行って!」と泣きながら懇願されます。彼は辛そうに、しかしどうしようもなく、お金を取り出し「受け取ってくれ」と言い、女性は泣きながら「いらない!いらない!連れて行って!ここにいたら殺される!」と叫びました。
 募金でもしてごまかそうとする自分に釘を刺されたようなシーンでした。(もちろん募金などの慈善事業は立派なことで必要なものですよ。)

最後に辛くなったのは終わり方ですね。終わり方というとシナリオがということではなく、史実でもそうであるようにルワンダ愛国戦線という側がフツ過激派を制圧することで終結し、ポールたちも助かりました。
主人公のポールは暴力ではなく機転を利かし勇気ある行動で1200人以上の人々を救ったが、結局はルワンダ愛国戦線という側がフツ過激派を制圧しなくてはそうもいかなかったということで、つまりいったん片一方が人を殺すほどの勢いを持ってしまったら、殺し返さないと解決しないという厳しい現実を突きつけられました。(あとルワンダ愛国戦線は、フツ過激派の虐殺行為に対抗するために組織されたわけではなく、ルワンダ紛争のときから存在する勢力で決して正義の味方とかではない。)

というようにとても辛い映画だーーーというように書きましたが、これはあくまで私の感想です。
この映画は先述したとおり映画としてすばらしい完成度なので何も考えないで主人公たちを応援する、ある種のサバイバル物として見ても楽しめます?かな・・どうなんでしょうか・・?とりあえず主人公たちはハッピーエンド?で終わりますので・・・

とにかくこの映画を見れば虐殺時は国際社会から無視されたルワンダって国があってなにがおきたのかを強烈に刻まれます。それが製作者たちの意図であると私は思っています。



見た映画の感想を「ホテル・ルワンダ」 おしまい

2014年4月14日月曜日

[虫と俺] カブトムシ山というユートピア


昔、おばあちゃんちに行ったら近場になるものができたと聞いた

なんでもカブトムシがたくさんいて採ることができる山なのだそうだ

虫博士だった幼い私は大興奮

子供には、ちょうどいい遊び場だと両親もノリ気だった

いとこ(♀)も行くことになり、アミはいるかなぁとか、アタシ(いとこ)カブトムシ触れないけど見つけたらすぐ知らせるね!とかクワガタもいるんじゃないかとかワクワクしながら作戦会議をした

もう本当にワクワクした

カブトムシ採りは、ばあちゃんちでもできたが、ばあちゃんちと比べものにならないくらい沢山いるに違いない。。!とワクワクした。。。なんせ""だから

さて車で出発

どんくらいかかったか覚えていないが、ばあちゃんちからそんなに遠くなかったと思う

ので到着

着いてもう、わー、はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!って感じ

カブトムシ山がどんな佇まいだったとかは全然覚えてない!昔の事だしね

でもスゴイ覚えてるんですよ、他のところを。。。うん

その。。カブトムシの佇まいというか。。。説明が難しいな。。。。はい

えーとね。。。いたんです

カブトムシがね

えぇいましたよ

なんたってだからね

入ってすぐいましたよ

ウジャウジャ。。















木箱の中に

もうね。。本当に微妙な雰囲気になりましたよ、みんな

想像では

こんな感じ、カブトムシが沢山いる森がある山を想像してたの。。そこで採るの。。。頑張って採るの。。。。

でも現実は
こんな感じだった、ここだけスゴく覚えてる

なんか木箱の周りに同じくらいの子供がワイワイいて、木箱を覗くとカブトムシがウジャウジャはいってた

中にはツノが折れちゃってるカブトムシくんとか、ツノが変形してるカブトムシくんとかいてヒドイ有様だった

しかも、有料で売ってるだけっていう。。。

もう親も苦笑いで、これ〜?みたいな。。

ここはちょっとしたワンコーナーなのではないか、と思わざる得なかったが、ここがすべてだった

ただ虫売ってるとこっていう。。。。。

カブトムシいるにはいる(うじゃうじゃいる)から幼い俺も複雑な気分に。。。

でもって。。。

ってさ。。。つけるならさ。。。もっとのあるさ。。。

てか虫売るところにしても粗悪なとこだし。。。。。

もうさ。。

そんなとこに、なんて素敵な名前つけんなっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

虫売るならもっと綺麗にしろっっ!!!!!!

もっと珍しい虫(へらくれすとかさっ)置いとけっ!!!!!!

何もしないで帰ったのも覚えている。

幼い私が虫を前にして何もしなかったから、相当しょっぱい施設だったんだろう。。。。

今ググってみても箸にも棒にも引っかからないから一瞬で消えたに違いない。。。

ふと思い出したので書きました




[虫と俺] カブトムシ山というユートピアおしまい









2014年4月12日土曜日

見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)


正確に言うと映画ではなくOV(オリジナルビデオ)ですが。。。

仮面ライダーです。仮面ライダー

そうそうあの仮面ライダー

どんな仮面ライダー

こんな仮面ライダー



ひゅー! 仮面ないぜ!バイクも乗らないぜ!プレデターみたいだぜ!でも仮面ライダーなんだぜ!あっ写真左の方です、一応。えぇ、仮面ライダーです、はい

仮面ライダーシンとか真仮面ライダーとか改造兵士レベル3とか色々な呼称があります

ちなみに劇中で仮面ライダーと呼ばれることはありません

見た目だって、どう見ても敵怪人にしか見えないが、主人公です

そういうコンセプトです。あとで説明しますが

あらすじ(ネタバレしてます。)
 
 連日女性が切り裂かれる殺人事件が起きていた。警察の囮作戦によって犯人を突き止めたが、犯人は怪物のような生き物だった。

 そのころ風祭真(かざまつり しん)は女性を殺害する幻影に連日うなされていた。彼は現在父・風祭大門(かざまつり だいもん)の遺伝子レベルから改良を加えることでウイルスへの抵抗力を高める実験プロジェクトに被験者として協力していた。

 しかしこの実験プロジェクトは実際には改造兵士を生み出すことを目的としており、その目的を知る実験プロジェクトの研究者の一人、鬼塚義一(おにづか ぎいち)によって風祭真は知らず知らずうちに改造人間にされてしまっていた。

 またその鬼塚自身も自らの肉体に改造を施していた。だが鬼塚は自らを改造、変身したことで、理性を制御することができなくなり怪物に変身しては連日女性を殺害していた。

 風祭真は不審な行動をする鬼塚を追跡し、とある建物へ入っていくのを見た。建物の中を覗くと鬼塚が自身の肉体を改造する現場を目の当たりにした。すると突然建物の屋根を破り銃を持った集団が鬼塚を襲った。風祭真はやめろー、と叫んだが途端に意識を失ってしまった。その失われた意識の中で鬼塚を襲撃した連中を殺害する映像が頭の中に映された。
目が覚め、あたりを見渡すと鬼塚を襲撃した連中が死体となって散乱していた。

 後日風祭真は不安に耐えかね鬼塚に自らの肉体がどうなったのか尋ねた。しかし鬼塚は風祭真の質問には答えず、昆虫、特にバッタの素晴らしさを語った。中でも彼ら(虫たち)のテレパシー能力(鬼塚は呼応反応とも言い換えた)が素晴らしいと語った。鬼塚によればその力によって、感情や肉体的変化を共有し、ある種の疑似体験が可能になると説いてみせた。
そこへ風祭大門が現れ、プロジェクトに関する方針について自らに従うよう鬼塚へ迫った。すると鬼塚はこのプロジェクトは”財団”という組織により動いていることを語り、風祭大門の要求をかわした。

 謎が深まった風祭真は手がかりを掴もうと昨夜、鬼塚が自らを改造していた建物へバイクで向かった。しかしどういうわけか建物の中はものひとつなくなっていた。そこへ女(セーラ・深町 せーら ふかまち)が現れた。女は風祭真に「あなたと同じ探し物をしている。協力して。私の目的は財団の壊滅よ」と言ってきた。どういうことだと風祭真が問い詰めた瞬間二人は銃撃される。女に助けられ風祭真は逃げ、女は襲撃者を銃殺した。しかしその襲撃者は死んでいなかった。

 連日繰り返される殺害の記憶(幻影)によって、自らが殺人怪物であるかもしれないことを先輩の結城卓也(ゆうき たくや)と実験の助手の一人で自らの看護人である明日香愛(あすか あい)へ感情のままにぶつける。それを見た結城は明日香に風祭真の支えとなるよう諭し、結果、明日香愛と風祭真は結ばれる。

次の日鬼塚が突如として姿を消す。風祭真は財団とは何か、この実験プロジェクトはなんなのかを明日香に問い詰めるが明日香は口を紡ぐ。同じころ風祭大門は実験場の所長である氷室巌(ひむろ いわお)に実験の中止を伝えるが、氷室は続行を命じる。その強硬な姿勢に危機感を感じた風祭大門は被験者である息子を巻き込まないよう迫るが、氷室は手遅れだと冷たく言い放つ。

 風祭真は実験場を探索していると怪しげな唸り声が頭に響いた。それを頼りに追うと一台のトラックを見つけ、追跡した。するとそのトラックはセーラ深町率いる武装した集団に襲撃される。セーラ深町たちはトラックを爆破しようとするが、風祭真が止めに入る。しかし風祭真はまたもや頭の中に奇妙な音が鳴り響き倒れこんでしまう。その隙にセーラ深町たちはトラックを爆破する。すると中から怪物が現れ、火の中でもだえ苦しむ。そこには鬼塚自身が苦しむ様子が浮かび上がった。
風祭真は鬼塚と同じように苦しみながら体に変化が起きていった。眼は鋭く赤くなり体は盛り上がり皮膚が変色、手には鋭い爪が生え、頭に触角が生えた。その姿は鬼塚が変身した怪物と同じ姿であった。セーラが戸惑いながら様子をうかがっていると、そこに先日2人を銃撃したものがまたも襲ってきた。セーラは銃で応戦するも全く聞かない。セーラは追いつめられるも間一髪のところで怪物の姿の風祭真に助けられ、そのまま風祭真と襲撃者の応戦となる。

 後日明日香は風祭真に実験プロジェクトの本当の目的と黒幕について打ち明ける。全く同じころ氷室は明日香と同様のことを風祭大門に話す・・・。



さて私がなぜこの作品を見たのかというと、出会いは幼稚園のころです

真・仮面ライダー 序章(プロローグ)超全集という 本を親に買ってもらい見ていたのです。


表紙におもいっきり上の怪人みたいなのが載ってるのに何故買ってもらったのかは覚えていないが、とにかく持っていた。(本屋だったっし普通の仮面ライダーの本もあったはずなのに。。。おそらく親も普通の方がいいのではと言ったはずだが。。。だ)

本の中身は作品のキャプチャーとその説明や細かい設定、設定図画とか載っていて、今見たら絶対面白いだろうけど、幼稚園の頃の私はどういうものなのか全くわかっていなかった。字も漢字ばっかだったと思う(余談ですがもう捨ててしまって手元にないので買いなおそうと思い、ネットで探したらAmazonでのみ見つけた。しかし中古出品のみ¥5890円からだそうで、プレミアついてしまってますね。。。働いたらいつか買おう。。もしくはブックオフで探そう。。東京のブックオフならあるだろ。。。知らんけど。。)

結局本しか読んでいなくて、作品を見ていなかったが長らく記憶には残っていた(たしかソフビ(人形)は持っていて遊んでいた。結構気に入っていたんだと思う。もちろん人形遊びでは敵役として活躍していた。)

それでたしか今から2、3年くらい前にレンタルDVDショップでこの作品見つけて、記憶が呼び起され即レンタルして見ました。

それで見た感想は。。。なんか惜しいなーーって思いました

まずこの作品のコンセプトとして大人向けに作られたというものがあります

この作品は1992年で仮面ライダーの20周年の年なのだそう(正確には違うらしいが、営業戦略上の理由からこの年を20周年にしたらしい。。。ダメだろ。。。それ)

20周年で仮面ライダーも成人したから大人向けに制作したということだそうだ

大人向け
→現実的
→現実的なバッタ改造人間
→この姿だろう

ということなのだ

大人向けなのはライダーの見た目だけではない

セリフの言い回しが難しかったり


悪博士「・・軍事産業は・・・未だにわが財団主要財源のひとつです。兵士に限って言えば・・・局地戦専用ゲリラコマンド商品価値が高い・・。」


子供でしたら何を言っているのか分かりませんね






お姉さんが切り裂かれ血まみれでぶっ死んだり

服も無駄に引き裂かれています
大人向けですね(ニッコリ)









なんかヒロインが唐突におっぱい出したり

予告だとラブシーンあったのにカットされている
Wikiによると諸事情らしい
なんだ諸事情って!?だったら最初っからだすなバカ!!
は?いや別におっぱいなんか見たくねーしっ、見たくねーしっ、見たことあるしっ、嘘じゃねーし




仮面ライダーが敵に目潰ししたり


SEも”グチュッ!”です










極めつけは変身シーンです

とにかく画像を見てみましょう。↓あっ、ちょっとグロいです。あとちょっと怖いかも。すみません、無理そうなら飛ばしてね。ノークレーム。自己責任で

























「うぁぁぁっぁ・・・!!!ぅぅぅぅ・・・・・」








「ヴヴヴヴヴヴ・・・・・・」








「ヴぁぁぁぁぁぁ・・・・!!!」








「ッォォォォォォォ・・・・!!!」








「ううっ・・・・・!うっ!」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」








「・・・・・・・」



俺「・・・・・・・・・・・・・・・」




「ブルブル」


俺「ブルブル」





「キシュー・・・・・」








「ヴーーーーーーーーーーー」








「シュァァァァ・・・・・」








第三の目ポチーからの・・・








シャキーン!変身完了!







 
       /      \ 
      /  ─    ─\    ・・・・・・・・・・
    /    (●)  (●) \     
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      /  \    /\    ヴゥゥゥゥ・・・・
    /    (○)  (○) \     
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      /  \    /\    キシュァァァァァァ!!!!!!
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小さいころ仮面ライダーになりたいと父に言ったところ、手術しなくてはいけないから大変だと言われたのを覚えているが、こういうことだったのですね

まさに子供お断りな、リアル変身とはこうだ!という演出

大人向けのコンセプト通りの作品つくりが素晴らしい・・・・・・・・かは正直微妙なのがこの作品の惜しいところです

微妙なんです。微妙。微妙ってことは良かったところとダメだったところがあったんです

まず良かったところを挙げます

 上記の変身シーンなどを見ても分かる通り、改造人間のリアルにこだわったデザインや演出がとてもよかったです
 敵役の改造人間のデザインも人間に近いデザインで、かっこいいです。(子供向けの場合基本的に敵は人間の姿に似せない。人と人の殺し合いに見えるから)



←豪島 改造人間レベル2










 SE(効果音)もグチョ・・・グチョ・・とかクシュァァ・・・とかビジュッ・・・とか、あっこいつ生きてんだな、湿度たもってんなっってのが伝わってきます。
 戦闘シーンもその効果音と共に進められるので生々しく、闘いではなく、しっかり殺し合いとして映されています
 特に最後の戦闘とその前の部分はかなり良かった、繰り返し見た。マジで名シーンだと思う
                   
のでキャプチャ(ネタバレです

 

なんやかんやでヒロイン1乙、NOコンテニュー








←こいつがやった








怒る主人公








怒りの変身






上の変身よりだいぶスムーズ&マイルドに



少々省略


美しくも悲痛な旋律のストリングスのBGMが流れ

変身完了
表情、挙動で怒りと悲しみをにじませる仮面ライダーシン
こんなエモーショナルな表現できる仮面ライダーはこいつだけだと思う、素晴らしい





ゆっくりと近づいてくる仮面ライダーシン

怖すぎワロタ(ちなみにこの間も仮面ライダーは「ヴゥ~ヴゥ~」って唸ってます)





とうとうゼロ距離

上を見上げると・・・・






怒りに震える仮面ライダーシン
(本当に震えている、この辺がすごくいい)







爪を立てて・・・








グシャー

悪博士「ウェアァァッッ!」






吐血








人汁ブシャァー








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図1








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図2








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図3








悪博士、ぶっ死ぬ
NOコンティニュー




やりきった仮面ライダーシンが悲しそうにヒロインの死体を見つめていると、改造人間レベル2豪島が襲いかかってきて最後の戦いへ・・・

その最後の戦いもすごくて、アクションが良いのはもちろん、仮面ライダーシンが繰り出す目潰しとか最後にくらわすが素晴らしいのでぜひレンタルして(キャプチャめんど杉)見ていただきたい ・・・動画あったのでレンタルなんかする暇ねーよって人用に、一応載せておきます

良い点はこのくらいかなー。よかったところはものすごくよかった

そんで悪かったところ、なんだけど細かい駄目なところがありまくるというか・・・・
もうキャプチャとかでクソだるいのでダーーーと書きますが

 とにかくディティールの作り込みが浅いというか、たとえば女CIA(セーラ深町)が細い腕でバンバン無反動で銃撃ちまくったり、おもちゃみたいなロケットランチャー?みたいなの撃ったり(軽々と担ぐ)西部警察みたいな爆発シーンとかチープなシーンが目立つ。それに女CIAって・・・笑(日本にアメリカが一々介入してくるのはリアルといえばリアルだが)CIAとか実在する組織出すならちゃんとそれっぽくしてほしい。(たしか劇中でCIAとは明かしてない。Wikiで知った。正しいのかは謎。全然CIAぽさがないからわからない)あげくにはこの女CIA、最後の最後に主人公たちを連れ去ったヘリコプターをロケットランチャーで狙撃して(これもチープ)ふっとばすし(主人公の父親死亡、でも特にそれに触れることはない)全然現実的でないとこが目立つ。

 あと上にも挙げた妙に難しい風のセリフの言い回しというか、セリフの単語選びが不自然。(ちなみに女CIAの最初のセリフは「シン・・私はあなたとFightするつもりはないわ・・・」だからね。笑わせにきてんのか)大人向けということでわざとやったんだろうけど人と人の日常会話とは思えないセリフが多い。中盤から後半に入る前あたりで、それまでの謎の種明かしの部分があるんだけど(その謎もたいしたことないくせに引っ張る)そこが特におかしい。ヒロインの女と悪博士がカットを切り替えながらそれぞれの話し相手(ヒロインは主人公に、悪博士は主人公の父に)に種明かしするんだけど、ヒロインの女と悪博士がおんなじ口調で説明するという。恋人同士がそんな話し方しねーだろっていう・・・・。

 あとヒロインの女(ただの看護人)が実験プロジェクトの本当の目的、黒幕を知っていて、主人公の父親(実験プロジェクトの責任者)がなにも知らないっておかしすぎる。主人公の父親が主導してやっている実験なのに、鬼塚(実験プロジェクトの助手)が息子(風祭真)のからだにバッタの遺伝子入れてたりしてんのなんで気づかないんだと。。ばかかよ

 つーかこいつら(主人公、ヒロイン、主人公の父)演技下手すぎ。感情的なシーンとか全然棒読みで笑ってしまう(主人公「ザイダン、ザイダンッテ、ナンナンダ!イッタイ!(棒)」)

 ほかにも変な泳ぎで全裸プールとか(ラブシーンをカットしているからいきなり二人が裸でシュール)大人3人が集まって紙コップにオレンジジュース、スナック菓子でくつろぐとか(小学生の誕生日会かよ)他にもいろいろあるけど、めんどくさいし、なによりキャプチャなしの文章だけでシーンの駄目だしって書いていてすごく難しいことが分かったからやめる。評論家はすごい。長文駄文失礼しました

 とにかく良い点(大人が納得できるつくり)と悪い点(大人が納得できないつくり)が混ざっているのでなんか惜しいなーーという感想なのです。

 やっぱそれまで子供向けのもの作ってきたからなのか、大人向けをはき違えているっていうか・・・それこそ上の方で挙げた血まみれの女の死体映せば子供向けではなくなるけど、大人向けになるのかというとそうでもないしなー(服の破け方とか不自然だし・・)

 でもライダーのデザインとかほんと素晴らしいし、大人にも響くヒーローものが作れそうな魅力を秘めていると思う。日本はヒーロー大国なのに、近年のアメコミ映画のように(ダークナイト、スパイダーマン、キャプテンアメリカウィンターソルジャーなど)大人向けの重いテーマや作り込ができたヒーローものがでてきていない(俺が知らないだけかもしれませんが、すくなくとも大人向けヒーローが一般化はしてない)のは残念ですねー

この作品のリアル路線は仮面ライダークウガに生かされたと思いますがこの作品はリメイクしてほしいなー

あとタイトルに序章がついている通り続編が予定されていたそうですが、いろいろあって企画が変わって仮面ライダーZOという作品が作られました

偶然ですが仮面ライダーZOは小さいときにビデオで見まくった作品ですね
仮面ライダーZOはいい感じにまとまっていていい作品ですよ。仮面ライダーもバッタ感ありながらも、かっこいいし



見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)おしまい

キャプチャとかやってみたり、あらすじ自分で書いてみたりしたら死ぬほど時間かかった。もうやらない