2014年4月9日水曜日

町山智浩さんという映画評論家


町山智浩さんというアメリカ在住の映画評論家、コラムニストがいます

とても面白い人です

何が面白いのでしょう。どんな人なのでしょう

とりあえず、この動画を見てみましょう

 

面白いですね

動画を見るのが面倒な人に説明すると、町山さんの週刊現代の連載が突然打ち切られ、理由を聞いてみると江原 啓之(オーラの泉の人)の新連載を始めるため町山さんの連載がはじき出されたことが分かったそうな

その打ち切りの経緯を博士も知らないニッポンのウラというネット番組で説明しているうちに、頭に血が上り「江原だけはゆるせねぇ」「ふざけんじゃねぇ」「霊能力なんかねえだろ!オラッ!本当に霊能力があるなら、俺を呪い殺してみろよ!この!デブ!!!!」という普通の大人なら言わないことをカメラの前で大声で言ったのです

まぁ連載打ち切られたこと自体よりも、よりによって江原啓之さん(江原さんへの批判、スピリチュアリズムへの批判は多くあります)にとって代わられたことが許せなかったんでしょう(ただしこのキレ芸は町山さんなりのシャレというかサービスのようなものです。本音は本音なのでしょうが、本気にしないように)

ちなみに、この回ではブッシュ後のアメリカというテーマでアメリカの事情が語られていて面白いです(町山さんはアメリカ在住)。後半の徴兵制度についてのお話はとても興味深いものです
ニコニコ動画ですがフル動画があったのでよかったら見てみてください
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13440764

というわけでインパクト抜群の動画から始めましたが、とりあえず簡単な町山さんのこれまでの軌跡を

宝島社の編集部で名物編集として働いていたが、会社のもうけを社員に還元しないことを社長に文句言ったら、いきなり殴られ、町山さんも椅子を振りかざして応戦するなどのもめごとがあり子会社の洋泉社に飛ばされる

当時の洋泉社は粉飾決済してごまかしているような有様で、普通だったら倒産しているような会社だったが、町山さんによってトンデモ本の世界、映画秘宝などを創刊、ヒットさせ立て直す

映画秘宝は映画を下品に面白おかしくピックアップするという当時としては斬新なもので、扱う映画もエロ、グロ、アクションなどが中心で映画オタクにぴったりのテイストなものだそうです

あるとき、その映画秘宝にたいしてキネマ旬報の副編集長が悪口をいったそうな

キネマ旬報は映画雑誌の老舗中の老舗。町山さんいわく、広告によって評論内容が変わるのでクソッタレ野郎だとか

それを聞いた町山さんは頭にきて(吉田豪(プロインタビュアー)いわく、本当は地域主催の運動会でいい結果を残せなくて落ち込んだ腹いせに)キネマ旬報を襲撃することを決意

レンタカー、手下、撮影係、撮影のカット割り、襲撃の際流すBGM、おそろいのスーツ、お詫びの手紙とお金を用意
そして武器に銀皿にシェービングクリームを塗ったパイを持ち、いざキネマ旬報社へ

入口付近でターゲット(キネマ旬報の副編集長)が出てくるのを待ち伏せ、出てきたところをドーーン、パイでドーーーーン!副編集長をドーーーン!大成功!やったね!

お詫びの手紙(これはシャレですという内容)とお金(クリーニング代)を置いて逃亡。車内で町山さんたち大喜び

最高のシャレだぜ!!!ヒャッハーーーー!!!!

・・・・・・当然シャレで済むわけもなく大問題に。町山さん、責任をとって洋泉社を退社


このときのことを町山さん自身が語っている動画がありましたので載せておきます(ちなみにこの動画は慶応大学卒のとても賢い女子アナが面白い動画づす)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4666727

その後、退社をきっかけに渡米
英語を学びながら映画学校へ通うなどし、現在ではアメリカンカルチャーに精通

アメリカの生の情報を日本へ発信するなどしながら、映画にも深く携わっている

とまぁここまで面白おかしい変なエピソードばかりあげましたが、町山さんはホテルルワンダやキックアス(2では字幕監修までしている)など当初日本で配給会社がつかなかった映画を公開するきっかけを作ったり、普通にすごいことやってる人でもあります


現在ではお昼のTBSラジオ たまむすび の火曜日にレギュラーコーナーがあり鋭い話をしています
http://www.tbsradio.jp/tama954/index.xml
↑ポッドキャストのURLです IEじゃないと開けないカモ

町山智浩さんという映画評論家 おしまい


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