2014年6月5日木曜日

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド④


見事PTPのグッズをゲットしてフェスの雰囲気の新鮮さも手伝ってメチャクチャ楽しんでいる、俺と天パめがね


コインロッカーを確保し、グッズを置いておく。ライブには邪魔だ

いよいよ人生初ライブ

グッズ購入直後の時間帯には俺が見たいものはなかったが、天パめがねは事前に目をつけていたバンドがあった

のでそれを見に行くことに

Tame Impala(テイム インパラ)というバンドがそれだった

私の人生初体験ライブだ

Tame Impalaが演るステージに行くと、観客が全然いない。人の縦の列が2列ないくらいの人数(わかりづらいか・・)

とにかく観客が少ない。ライブといわれ想像するそれと全く異なる光景。これはフェス特有(特有ってこともないが)、フェスによくある光景。フェスは知名度が低いバンドも大きなステージでというのはよくあるし、同じ時間帯の他のステージで人気者がやっていたりとか、とにかく観客が極端に少なくなることはフェスではままあることです

Tame Impalaも当時はまだデビュー音源を出す前だったらしく知名度が低かったのだろう。しかたのないことだ

しかしライブ初心者の私はこの光景に少しテンションが下がった

それでも生のライブというものにワクワクもした

そして始まった

そして思った










なにこれ?

音楽がどうのこうのではない

半端じゃない音量

というか普通に音割れていた

ハイゲインなサウンドも手伝って、はっきり言ってどんな音楽がなっているのかさっぱりだった(スピーカーの前あたりにいたのもよくなかったかもしれない)

私はCD(スタジオ音源)のように各パートが聴き分けられる感じのまま音がいいかんじに大きくなったようなものを想像していたので大変おどろいた

そしてTame Impalaをまったく知らないのでクソつまらなかった。頭の中にチケット代がよぎった(要するにチケット代が無駄になった気がした)くらいつまらなかった

なんかステージから一人降りてきてタンバリン、シャンシャンやったりしていたけど俺はキョトンとしたままだった

周りの客は微笑ましそうにしていたが、盛り上ってはいなかった

やはり思ったより全然楽しくないぞ・・・これから大丈夫なのか・・高いチケット代は報われるのか・・?

キョトンとそしてこれから楽しめるのかという不安を持ったまま終わった

終わったあと、戸惑った私の様子を察してか(または、なにこれって口に出したか)天パめがねは「まぁこんなもんだよ」としたり顔で言った。そんときはそうなんだとか思ったが今思い出しても酷い音だった。ただフェスってセッティングの時間が限られていたり、音響がよくない会場でも平気でやったりするので、一概にバンドが悪いとは思わないがとにかく酷い音だった。

もしかしたら天パめがねも予想外の音に戸惑い、頭の中にチケット代がよぎったりしていたのかもしれない。だから俺を慰めながら自分も慰めていたのかも

よゆーで耳鳴りが始まったが天パめがねの慰め(「まぁこんなもんだよ」としたり顔でry)もあって次のバンドにすぐ切り替えた

次向かうバンドは俺が(一応)見たいバンドだった

そのバンドはFiveFingerDeathPunch(ファイブ・フィンガー・デス・パンチ)というバンド

とてもヘヴィで激しいメタルバンドだ

CDも持っていないしファンでもないがyoutubeでよさげだったので見に行った

さきほどと違いでかいステージでしかも観客はかなりたくさんいた

ライブが意外とつまらなかった、これから楽しめるのか?という不安は消えたが、周りの観客達の妙に高いテンションにこれからこの場で何が起きるのかが不安になった

FiveFingerDeathPunchのメンバー達が出てきた、まるで巨人だった

ムキムキマッチョのでかい男達が高いステージにどーんと立ってる様はメチャクチャかっこよかった

そして演奏開始。これまた大きな音だが、Tame Impalaとは異なり重低音が体に響き渡り心地よかった(*音の好みの違いもありますし、なによりもステージの設備などなどもろもろfivefingerのステージのほうがtame
 impalaより良いステージだったのでtame impalaが劣っているとかそんなことはまったくないです)

そんな心地よさもつかの間、周りの客が暴れ始めた

モッシュとういやつだ

人と人が押し合いピンボールのように人が飛び交いあい始めた

私は驚いたが一人だけその場にとどまってはかえって危ないと思い、私も人間ピンボールとなった

そのうち人と人が円をつくりぐるぐる回り始めた。サークルピットとよばれるものだ

なぜか調子に乗って私もサークル内へ

サークル内へ入ってみて分かったのだが、外見には混沌とした光景だが中では結構秩序が保たれていた

みな手の平を使い人をいい感じの力加減で押しだし、また手足をばたつかせたりする人は人が密集していないサークルの中央でそういうことをやっていたり、転んでしまった人がいたらすぐさま立たせるなりガードするなりしている人がいて感動した

途中ボーカルがこういったらこうしてくれみたいなことを英語でお願いしたけど、伝わってなくて気まずい空気になったこと以外満足のライブだった

ライブ終了後、朝から何も食べていなかった私は腹が減り、(量も質も)価格に見合わない何かを食べた

食事の後からPTPまでの時間帯に私が見たいものがないので、もうPTPがあるステージへ行ってPTPの時間まで(まだ3時間強ある、まじで馬鹿だ)待ってる天パめがねに言ったところ、天パめがねも初フェスで単独行動が不安だったのか(見たいものがあるのにもかかわらず)そうすると言った(別に一緒に待っていようとか言わなかったし)

フェス素人の2人で行くとこのような愚かなことをしてしまうのです、気をつけましょう3時間強何もしないで待機してるとかホント馬鹿だが、いかに私がPTPを待ち望んでいたかがわかるでしょう。ちなみに天パめがねもなんだかんだPTPがこの日で一番わくわくすると見る前に言っていた)

そんでずーと待ってた、特に何もせず

ちなみに待っている間PTPのボーカルKがスケートして遊んでるのが見れた

でもただ待つのも限界だったのでPTPの前のバンドのときに最前列に陣取ることにした(俗に言う地蔵というやつです。ファンでもないのに最前列にいて場所を確保する人たち。ブッキングマネジメントのセンスがないフェスでよくある光景ですがマナー違反です、絶対にやらないように

女がボーカルのバンドだったけど、正直毒にも薬にもならない音楽でPTPまでの時間が永遠に感じた

まぁなんとか終わって、いよいよ時が来た

PTPの出番だ

T$UYO$HIの三弦ベースが置かれている

そしてSEが流れた。SEはモンスターハンターポータブル2ndのテーマだった(PTPメンバーはモンハン好き。特にPABLO)

そしてメンバーが出てきた

このときのテンションは最高潮

さてどんなライブが繰り広げられられるのだろうか

今日はここまで

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド④ おしまい

2014年6月1日日曜日

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド③




[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド②の続き


見たこともない激しいライブ動画を見て怖気づいた私だったが、興味は深まり、ますますはまっていった

やはりPTPのライブに行ってみたい・・・というい思いが芽生えていた

しかしハードなバンドはもちろん有名アーティストの大きなライブさえ行ったことのない高校生の私は、いきなりライブハウス、箱と呼ばれるようなところへ一人で行く決意もできぬまま高校三年になった

そんな私だったが高校三年でついにPTPのライブを見ることとなる

高校三年のクラスに軽音部でギターをやっている音楽好きの奴( 天パめがね )がいて席も近く共通の友達( オサレG-SHOCKつけ太郎 )も同じクラスにいたことからすぐに友達になった

友達になってからCDの貸し借りをして、PTPも貸したりした

PANTERA好きの天パめがねにも割りと好印象だったようで、いいねーなんて話していた

そんなある日PTPのHPを見ているとSUMMER SONIC09( サマーソニック2009 )に出演決定と記載されていた

SUMMER SONICを知らなかったのでとりあえずSUMMER SONICのHPに行くと、どうやらとても広い場所でたくさんのアーティストが集まってライブするフェスと呼ばれるイベントらしいことが分かった

狭いところ(ライブハウス)は怖いけど、広いところなら・・・!と私は思いました

しかし一人で行くのは・・・・あっ・・そうだ!と思い私は(記憶があいまいだが)後日、授業中の雑談の中で「PTPがさまーそにっく出るんだって」と天パめがねに言った

すると天パめがねは「おぉーサマソニ」と言っていて、サマソニを知ってた模様

私は半分本気半分冗談のような感じで「サマソニいかね?」と言ってみた

すると天パめがね「まじで?いくか!」と結構乗り気

天パめがねもフェスには行ったことないようで、お互いに話を進めていきながらテンションがあがっていってた

ということで私はSUMMER SONIC09に行くことになった

ちなみに初ライブでSUMMER SONICというのは・・・・はっきり言ってお勧めしません。後で書くけど私は痛い目あいました

09は三日間あって、一日目がMogwaiAphexTwin65DaysOfStaticとかいう役満そろってて(しかも同じステージ、マジ行きたいわクソ今だったら絶対一日目だけど、当時はぶっちゃけPTPにしか目がいってなかったのでPTPが出演する三日目に行くことに

PTPにしか目がいってなかったが、高い金を出しているので一応ほかの同日出演バンドをネットで調べた

なんとなくFiveFingerDeathPunchとかいうのとBringMeTheHorizonとかいうのとLimpBizkitこれはかろうじて名前だけ知っていた)あたりも見てみようと決めた(PTPフォロワー的には間違っていない選択だと今さら思う)

当日の朝早く駅で待ち合わせ、クソワクワクモードで出発

二人ともまず何が何でもグッズはゲットしたいねという感じだったと思う

俺はとにかくPTPのグッズが欲しかった。PTPはライブ会場でしかグッズを売らなかったのだ

不安と期待が入り混じりながら幕張メッセ到着

そこには地べたに死んだように横たわっている人達がたくさんいた。連日参加している人たちだ

これ見てうぉーすげーと二人で興奮してた

チケットをサマソニのニオイ(少し香料がついていて、俺はそのニオイを以後サマソニのニオイと呼んだ。ちなみに翌年のサマソニのリストバンドには香料がついていなかった)がついた入退場リストバンドに交換、装着した

開場時間はまだかと待ちながらPTPのグッズを買うことだけ考えた

そして開場。みな一斉にグッズ売り場へ走りまくる

早い時間から並んでた甲斐あってそんなに列が出来る前に並べた

しかしここで懸念していた事態が発生

PTPのグッズ売り場は幕張メッセのグッズ売り場ではなくマリンスタジアムのグッズ売り場だった
※SUMMUR SONICは幕張メッセと千葉マリンスタジアムの2つの会場をつかっておこなわれている。2つの会場は結構距離が離れている

私は並びながらPTPグッズがここにはないことを確認。ここではないどこかへ(マリンスタジアムに)行かなくては!しかしもう並んで結構前まできてしまっている!ここで離脱はもったいない・・!

とうとう買えるところまできた。店員のお姉さんの前へ。お姉さんは注文を待っている。しかしここには私が欲しいものがない。そんな俺の目に知っているバンド名が映った・・・!私はすかさず

「りんぷ・びずきっと(LimpBizkit)のマフラータオルください・・・・・」
と言った

というわけで人生初バンドアイテムはLimpBizkitのマフラータオルとなった

まぁ・・デザイン無難だし・・・いやかっこいいし嬉しい嬉しい

ではマリンスタジアムへ行かねば・・・・いや・・・・・一人で行くの・・迷子に・・怖い・・・※高3男子

なんでだよって思うかと思いますが私はこういう人間なのです・・・( 私を知っている人ならば分かるはず・・・ )

天パめがねを待たねば・・・やつはまだ並んでやがる・・ノロマめが・・・!PTPグッズなくなるんじゃないか・・・?てかマリンスタジアム行くのダルイな・・(結構遠い)

あっ・・!いいこと思いついた!

たしか天パめがねFACTのTシャツかっこいい、欲しいって言ってたな・・・

FACTのグッズは( 当時プッシュされてたのか )売り場が専用にあって並ぶ場所も他と別だった。(その専用の売り場自体は幕張メッセのグッズ売り場にある) ちなみにマキシマムザホルモンのグッズも同様だった。( つまり、幕張メッセのグッズ売り場には、いろんなアーティストのグッズを売っているゾーン( ←俺が並んでLimpBizkitのタオル買ったゾーン天パめがねもここに並び中 )とマキシマムザホルモンのグッズを売っているゾーンとFACTのグッズを売っているゾーンの3つがあった )

専用に特設されているだけあってFACTとマキシマムザホルモンの売り場はメチャクチャ並んでいた

しかし俺は全然欲しくないメチャ混んでいるFACTのグッズ売り場のゾーンに並んだ。間違えたわけでも狂ったわけでもない

長蛇の列のFACTのところで並んで待っていると、天パめがねがやってきた

天パめがね「何買ったの?」

俺「リンプのタオル・・PTPなかった。マリンスタジアムのほうだわ。

天パめがね「マジか。てかFACT並んでいるの?

俺「うん。だってお前FACTのTシャツ欲しいって言ってたでしょ。めちゃ並んでるから早めに並んでおこうと。サイズどれにする?」

天パめがね「マジか!!ありがとう!!サイズはMだな!」

俺「うん。分かった。それじゃさ・・・PTPグッズ、ゲットしてきてくんない?(=マリンスタジアム行ってこい)」

天パめがね「おう!分かった!何が欲しい?」

  ※今にして思えば、天パめがねもなんでだよって思ってた気がする。並ぶの交代すればいい話だし・・・。なんか書きながら思い出してきたけど、マリンスタジアム行くのめんどくさい、迷子が怖いから行って来てって正直に頼んだような気も・・・でもとりあえずFACTのところに恩着せがましく並んだことはまぁ間違いないので 

俺「タオルとTシャツは絶対ほしい!出来ればステッカーとコインケースも!色とかサイズは任せた!ほんじゃ!(はよ行けや)」

天パめがね「おう!後で連絡するわ!」

計画通り

というわけでFACTのTシャツを無事購入。

天パめがねもPTPのタオル、Tシャツ、ステッカー、赤のコインケース( ←めちゃ気に入っていたのに後にバイト先に行く途中で落とした。帰り道探したけどなかった。一円玉がいっぱい入っていたから誰かが拾ってもって言ったに違いない・・・許せん・・・・ )をゲットしてくれていた( 色選びも完璧だった。でもTシャツのサイズはMじゃなくてLがよかった。でもまぁ良しとする。よくやった、天パめがね 

とりあえず目的の一つのPTPグッズゲットは大成功。フェスの雰囲気もあってクソ楽しいモード

さて次は初ライブ参戦

とりあえず今日はここまで、つづく・・・



天パめがね様がゲットしてくれたタオル↓
























りんぷびずきっとのタオルください・・・・のやつ(画像中央、下はWAGDUG FUTURISTIC UNITYというバンド。言っておくが、どちらのバンドも興味ないです。ほとんど聴きません。でもタオルはかっこいくて好き)↓


[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド③ おしまい

2014年5月30日金曜日

見た映画の感想を: ホテル・ルワンダ



1994年、ルワンダで起きたルワンダ虐殺によって難民になった1200人以上の人々を自らが働いていたホテルに匿い救ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を基にした作品。
ルワンダ虐殺はルワンダの多数派のフツ族と少数派のツチ族間の内戦が終結頃に起きた大虐殺。内戦の和平協定成立後に起きた何者かによるフツ族の大統領が暗殺されたことをきっかけに大虐殺が実行された。
主人公ポールはルワンダトップクラスのホテルの支配人。彼はフツ族だが妻はツチ族でフツ・パワーというイデオロギーを唱えるフツ過激派に対しては陰で愚か者だと言うなど穏健派の立場である。過激派には嫌悪の感情を抱きながらも献上品を持参の上で商売するなどフツ過激派側の要人にもコネクションを保ちながら政府軍人などにも献上品を与えるなどして多方面にコネクションを持つ。
大虐殺勃発前の物語冒頭からフツ・パワーを唱える人々が活発な様子が描かれ、不穏な空気を醸し出しており、ツチ族の部下や義兄夫婦は不安を訴え、ポールもどこか不安を覚えるが和平協定の成立が間近という情報や国連軍が常駐している点(ポールのホテルにもいる)、世界中のマスコミがいる点などから楽観視している(もしくは楽観視するようにしている、したいといった様子が伺える)
しかし大虐殺は”高い木を切れ”という過激派の合言葉とともに開始される。
ポールは当初、家族のみを守ることだけを考え行動していたが、しだいに難民たちも守る決意を決めホテルに匿っていく。
ポールは国際社会の救援やマスコミに期待をしていた(というか絶対に助けにくるだろうと思っていたと思う)が助けは全くないことが次第にわかってくる。
そんな中でこれまで築いてきたコネクションや賄賂などを巧みに使って時間を稼いでいったが状況はどんどん厳しくなっていくがいかに・・・。


という映画を見ました

以下細かいネタバレ含みます。








 まずこの作品は映画としての出来がすばらしいと思った点について。
 上にゴチャゴチャ書いたルワンダ虐殺における勃発前の様子やフツ族とツチ族について、主人公の性格や交友関係、ホテルの従業員,フツ過激派,政府軍人,外国のマスコミたちがどういった人物、立場なのかを序盤の15分程度で完璧に描かれています

 なので何の知識なく見ても問題ないです。
(しいて言えば、虐殺発生後の政府軍の立場については整理しておくとよい。虐殺を表立っておこなっているのは、フツ過激派民兵で政府軍は治安維持にあたっているという立場をとっていると思われる(未調べなので確かではないが)。まぁ難民相手に見返り(賄賂)を要求しながらの治安維持なので政府軍も虐殺に加担してはいますが)

 また残酷描写の直接的な表現は抑えながら(あくまで主観だけどね。。死体はものすごく出てくるから。。。でもいわゆる強姦シーンを流すとか(ルワンダ虐殺においてツチ族女性に対する強姦はひとつの要素になっていたほど多発していたらしい)ナタによる殺害(ルワンダ虐殺ではナタが主に使用された。理由は安いし、手入れも楽で、ナタ一つでたくさん人を殺せるから)シーンをまじまじと見せることはない(遠目からその様子がわかるシーンはたくさんあるが、血がブシャーとかはない。))、虐殺の悲惨さや緊迫感はすごいものがあります。

つまり映像の暴力的な威力を利用しないで役者の演技やシチュエーションによって虐殺の悲惨さや緊迫感、各々の心理状態が表現されていてすばらしかった。私は見たあと体調を悪くしました。(調べると分かるがルワンダ虐殺における人の殺し方は文章で読んでも戦慄する凄まじさで、映像化する場合このインパクトのある”ネタ”を使っても不自然ではないが、たぶんインパクトありすぎてノイズになって主題がぶれるしメッセージが伝わりづらくなるリスクもでるので控えたのだろうと予想。そのような選択もすばらしいと思う。)


では感想をつらつらと。。。

見たあとに体調悪くなったっていことは、心にくるものがあったわけですね。
先ほども書いたとおり体調を悪くするようなグロ描写があったわけでもなく、ものすごく悲惨なシナリオ(題材自体は最大級に悲惨ですよ、もちろん)があったわけでもありません。

見終わってから、いろいろ想像しました。

まず、もし実際にこのような虐殺が日本で、身の回りで起きたら私はどうするのかを想像したことで体調が悪くなりました。

この映画を見て、いわゆるアフリカ特有のことで日本とは違う世界で起きたという捉え方をするのは間違いです。

ルワンダ虐殺は明確なシンボル(フツ族とツチ族)を基に明確な敵、目標を作りメディアプロパガンダなどを利用して作られた恐怖と大きな勢いによって生じました。

ようするに歴史的にどの国でも起きてきた、起きている虐殺と同じで、どの国でも起こりうることであるってことです。
日本で虐殺。。考えづらいですか?歴史認識的にも結構アンタッチャブルな感じありますよね。

映画見た後いろいろ考えたうちの一つをあげてみます。

 東日本大震災の後、被災地で火事場泥棒が頻発しています。実際に起きていますね。
 ↓
 ある日、被災地で火事場泥棒が逮捕されたとします。
 ↓
 その泥棒は外国籍だったとします。(特定の国籍を想像した?した人の中にはフツ族(なんらかの自分のシンボル)があってツチ族(なんらかの特定の敵、もしくは恐怖)を持っているんだろう)
 ↓
 報道によりそのことが報じられたとします。
 ↓
 どこからか特定の外国籍の組織が被災地でメチャクチャしているらしいという情報(悪意のある 嘘、または誤報とします)が出てきたとします。
 ↓
 という想像をしたです。考えすぎかしら、妄想野郎かな。この先の想像は自由に

虐殺行為が身近で起きたら私はどのような行動をするのでしょうか。
 もしフツ族的な側の立場だったら私は過激派になるのか・・・、ツチ族的な側をかばい凄惨な殺され方をするのだろうか・・・、隣人がツチ族的な側だったら・・・、親、友達がそうだったら・・・、はたまたツチ族的な側だったらどうするのだろうか・・・、誰かを頼ろうとするのか・・・、武器を持って戦うのだろうか・・・、自殺するのだろうか・・・・などなどを考えました。。映画の中のどの立場になってもおかしくないのです。自らが望むような立場は選べません。

私は気分が悪くなりました。


次にもし私があの時あの場にいたらという想像です。

私があの場にいた場合の立場は外国籍の旅行者でしょうかね。赤十字で難民を一所懸命助けているという立場は正直考えづらいですね。

外国籍の旅行者。映画の中でこれにあたる人々はでてきます。なにしろホテルが舞台ですから。

その人たちはどうなるかというと、物語の半ばくらいで助けが来てホテルをルワンダを脱出します。
外国籍の旅行者には欧州各国が組織した軍の助けがきます。難民にはきません。置いていきます。まずここがかなり辛いシーンですね。欧州の軍がホテルに到着したときの難民の人々の歓喜からの失望がエグいシーンです。

さらに辛くなるシーンがあります。

助けがきた外国籍の人たちはみなホテルを出て行きます。その際の様子はかなり複雑な様子で、おそらく安堵やうれしい気持ちがあるはずだが、それ以上に残される人たちに対して申し訳なさそうな表情で出て行くのです。

出て行く中の一人でホアキン・フェニックスが演じるカメラマン(この外国人救出で脱出するのは旅行者だけではなく、欧州のマスコミなども脱出する)は脱出のバスに乗り込む際に、はっきりと「恥ずかしい」と言います。

脱出のバスに乗り込んだ外国人たちと残された難民たちはお互いを見合います。メチャクチャ残酷なシーンです。お互いがお互いの気持ちを汲んでいるので、何も言わない、何も言えないという。。。個人的にトラウマシーンですね。

 このシーンを最初に見たときは主人公側に感情移入(つまり残される側)していながら見ているので、わざわざ申し訳なさそうにすんなっ!とか白人どもがっ!とか思ったのですが、見終わってから、はて・・まてよ・・・もし私があの時あの場にいたらとすると・・俺外国人だからバスに乗れるな・・・俺はバスに乗り込んでいるよな・・・その時どんな気持ちでどんな振る舞いをするだろうか・・・と考え始めました。
 こう考えると私がそそくさといってしまう人たちを責めることなどできない、しかし主人公側の視点も見ているから・・・という感情の歪が起きましたね。とても気分が悪くなりました。

 先ほど書いたホアキン・フェニックスが演じるカメラマンは物語の中で、外国人にとってこの虐殺がどういうものなのかを的確に理解している様子が描かれています。
 ゆえに彼は何かしてやりたいけどできない現実、ということに対する罪の意識のようなもの覗かせる様子が描かれます。
 しかしそんな思慮深い彼でも夜にはお酒を飲んで現地の黒人女性といちゃついたりするなどの様子も描かれます。つまりこれは現地にいて取材をして悲惨な現状を知っても帰る場所のある外国人にとっては他人事であったということです。(もちろん中にはそうでない人もいます。映画の中でも命をかけて活動する外国人たちもいます。でも当然少数派です。)
 *難民の人たちもリラックスするシーンはところどころあるので↑は深読みかもしれないとも思いましたが、難民と外国人が紛争のさなかでリラックスするというのはやはり意味合いが違うとも感じます。

先ほど上でアフリカ特有のことではない、日本だって。。というようなことを書きましたね。
しかしそれは実際に自分の国で起きてから。。起きるかも。。。ということで、あくまで外国で起きているうちは他人事にしか捉えられない自分に気がついてしまったのです

私はこの映画を見て、とても心にきました。しかし、じゃあ今から世界の紛争地帯に行って何かためになることを・・なんて思わないし、絶対嫌だ
例えば、もし日本に表立った軍隊があって、アフリカのなじみのない国の人々を助けるために絶対何人か犠牲者を出すところに日本の軍人を派遣します!みたいなことになっても、正直うーーんって感じになると思います。(この映画を見る前だったらはっきりとNOと思っていただろう・・)

 ホアキン・フェニックスが演じるカメラマンは脱出の際、夜にいちゃついていた現地の黒人女性に「私も一緒に連れて行って!」と泣きながら懇願されます。彼は辛そうに、しかしどうしようもなく、お金を取り出し「受け取ってくれ」と言い、女性は泣きながら「いらない!いらない!連れて行って!ここにいたら殺される!」と叫びました。
 募金でもしてごまかそうとする自分に釘を刺されたようなシーンでした。(もちろん募金などの慈善事業は立派なことで必要なものですよ。)

最後に辛くなったのは終わり方ですね。終わり方というとシナリオがということではなく、史実でもそうであるようにルワンダ愛国戦線という側がフツ過激派を制圧することで終結し、ポールたちも助かりました。
主人公のポールは暴力ではなく機転を利かし勇気ある行動で1200人以上の人々を救ったが、結局はルワンダ愛国戦線という側がフツ過激派を制圧しなくてはそうもいかなかったということで、つまりいったん片一方が人を殺すほどの勢いを持ってしまったら、殺し返さないと解決しないという厳しい現実を突きつけられました。(あとルワンダ愛国戦線は、フツ過激派の虐殺行為に対抗するために組織されたわけではなく、ルワンダ紛争のときから存在する勢力で決して正義の味方とかではない。)

というようにとても辛い映画だーーーというように書きましたが、これはあくまで私の感想です。
この映画は先述したとおり映画としてすばらしい完成度なので何も考えないで主人公たちを応援する、ある種のサバイバル物として見ても楽しめます?かな・・どうなんでしょうか・・?とりあえず主人公たちはハッピーエンド?で終わりますので・・・

とにかくこの映画を見れば虐殺時は国際社会から無視されたルワンダって国があってなにがおきたのかを強烈に刻まれます。それが製作者たちの意図であると私は思っています。



見た映画の感想を「ホテル・ルワンダ」 おしまい

2014年4月14日月曜日

[虫と俺] カブトムシ山というユートピア


昔、おばあちゃんちに行ったら近場になるものができたと聞いた

なんでもカブトムシがたくさんいて採ることができる山なのだそうだ

虫博士だった幼い私は大興奮

子供には、ちょうどいい遊び場だと両親もノリ気だった

いとこ(♀)も行くことになり、アミはいるかなぁとか、アタシ(いとこ)カブトムシ触れないけど見つけたらすぐ知らせるね!とかクワガタもいるんじゃないかとかワクワクしながら作戦会議をした

もう本当にワクワクした

カブトムシ採りは、ばあちゃんちでもできたが、ばあちゃんちと比べものにならないくらい沢山いるに違いない。。!とワクワクした。。。なんせ""だから

さて車で出発

どんくらいかかったか覚えていないが、ばあちゃんちからそんなに遠くなかったと思う

ので到着

着いてもう、わー、はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!って感じ

カブトムシ山がどんな佇まいだったとかは全然覚えてない!昔の事だしね

でもスゴイ覚えてるんですよ、他のところを。。。うん

その。。カブトムシの佇まいというか。。。説明が難しいな。。。。はい

えーとね。。。いたんです

カブトムシがね

えぇいましたよ

なんたってだからね

入ってすぐいましたよ

ウジャウジャ。。















木箱の中に

もうね。。本当に微妙な雰囲気になりましたよ、みんな

想像では

こんな感じ、カブトムシが沢山いる森がある山を想像してたの。。そこで採るの。。。頑張って採るの。。。。

でも現実は
こんな感じだった、ここだけスゴく覚えてる

なんか木箱の周りに同じくらいの子供がワイワイいて、木箱を覗くとカブトムシがウジャウジャはいってた

中にはツノが折れちゃってるカブトムシくんとか、ツノが変形してるカブトムシくんとかいてヒドイ有様だった

しかも、有料で売ってるだけっていう。。。

もう親も苦笑いで、これ〜?みたいな。。

ここはちょっとしたワンコーナーなのではないか、と思わざる得なかったが、ここがすべてだった

ただ虫売ってるとこっていう。。。。。

カブトムシいるにはいる(うじゃうじゃいる)から幼い俺も複雑な気分に。。。

でもって。。。

ってさ。。。つけるならさ。。。もっとのあるさ。。。

てか虫売るところにしても粗悪なとこだし。。。。。

もうさ。。

そんなとこに、なんて素敵な名前つけんなっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

虫売るならもっと綺麗にしろっっ!!!!!!

もっと珍しい虫(へらくれすとかさっ)置いとけっ!!!!!!

何もしないで帰ったのも覚えている。

幼い私が虫を前にして何もしなかったから、相当しょっぱい施設だったんだろう。。。。

今ググってみても箸にも棒にも引っかからないから一瞬で消えたに違いない。。。

ふと思い出したので書きました




[虫と俺] カブトムシ山というユートピアおしまい









2014年4月12日土曜日

見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)


正確に言うと映画ではなくOV(オリジナルビデオ)ですが。。。

仮面ライダーです。仮面ライダー

そうそうあの仮面ライダー

どんな仮面ライダー

こんな仮面ライダー



ひゅー! 仮面ないぜ!バイクも乗らないぜ!プレデターみたいだぜ!でも仮面ライダーなんだぜ!あっ写真左の方です、一応。えぇ、仮面ライダーです、はい

仮面ライダーシンとか真仮面ライダーとか改造兵士レベル3とか色々な呼称があります

ちなみに劇中で仮面ライダーと呼ばれることはありません

見た目だって、どう見ても敵怪人にしか見えないが、主人公です

そういうコンセプトです。あとで説明しますが

あらすじ(ネタバレしてます。)
 
 連日女性が切り裂かれる殺人事件が起きていた。警察の囮作戦によって犯人を突き止めたが、犯人は怪物のような生き物だった。

 そのころ風祭真(かざまつり しん)は女性を殺害する幻影に連日うなされていた。彼は現在父・風祭大門(かざまつり だいもん)の遺伝子レベルから改良を加えることでウイルスへの抵抗力を高める実験プロジェクトに被験者として協力していた。

 しかしこの実験プロジェクトは実際には改造兵士を生み出すことを目的としており、その目的を知る実験プロジェクトの研究者の一人、鬼塚義一(おにづか ぎいち)によって風祭真は知らず知らずうちに改造人間にされてしまっていた。

 またその鬼塚自身も自らの肉体に改造を施していた。だが鬼塚は自らを改造、変身したことで、理性を制御することができなくなり怪物に変身しては連日女性を殺害していた。

 風祭真は不審な行動をする鬼塚を追跡し、とある建物へ入っていくのを見た。建物の中を覗くと鬼塚が自身の肉体を改造する現場を目の当たりにした。すると突然建物の屋根を破り銃を持った集団が鬼塚を襲った。風祭真はやめろー、と叫んだが途端に意識を失ってしまった。その失われた意識の中で鬼塚を襲撃した連中を殺害する映像が頭の中に映された。
目が覚め、あたりを見渡すと鬼塚を襲撃した連中が死体となって散乱していた。

 後日風祭真は不安に耐えかね鬼塚に自らの肉体がどうなったのか尋ねた。しかし鬼塚は風祭真の質問には答えず、昆虫、特にバッタの素晴らしさを語った。中でも彼ら(虫たち)のテレパシー能力(鬼塚は呼応反応とも言い換えた)が素晴らしいと語った。鬼塚によればその力によって、感情や肉体的変化を共有し、ある種の疑似体験が可能になると説いてみせた。
そこへ風祭大門が現れ、プロジェクトに関する方針について自らに従うよう鬼塚へ迫った。すると鬼塚はこのプロジェクトは”財団”という組織により動いていることを語り、風祭大門の要求をかわした。

 謎が深まった風祭真は手がかりを掴もうと昨夜、鬼塚が自らを改造していた建物へバイクで向かった。しかしどういうわけか建物の中はものひとつなくなっていた。そこへ女(セーラ・深町 せーら ふかまち)が現れた。女は風祭真に「あなたと同じ探し物をしている。協力して。私の目的は財団の壊滅よ」と言ってきた。どういうことだと風祭真が問い詰めた瞬間二人は銃撃される。女に助けられ風祭真は逃げ、女は襲撃者を銃殺した。しかしその襲撃者は死んでいなかった。

 連日繰り返される殺害の記憶(幻影)によって、自らが殺人怪物であるかもしれないことを先輩の結城卓也(ゆうき たくや)と実験の助手の一人で自らの看護人である明日香愛(あすか あい)へ感情のままにぶつける。それを見た結城は明日香に風祭真の支えとなるよう諭し、結果、明日香愛と風祭真は結ばれる。

次の日鬼塚が突如として姿を消す。風祭真は財団とは何か、この実験プロジェクトはなんなのかを明日香に問い詰めるが明日香は口を紡ぐ。同じころ風祭大門は実験場の所長である氷室巌(ひむろ いわお)に実験の中止を伝えるが、氷室は続行を命じる。その強硬な姿勢に危機感を感じた風祭大門は被験者である息子を巻き込まないよう迫るが、氷室は手遅れだと冷たく言い放つ。

 風祭真は実験場を探索していると怪しげな唸り声が頭に響いた。それを頼りに追うと一台のトラックを見つけ、追跡した。するとそのトラックはセーラ深町率いる武装した集団に襲撃される。セーラ深町たちはトラックを爆破しようとするが、風祭真が止めに入る。しかし風祭真はまたもや頭の中に奇妙な音が鳴り響き倒れこんでしまう。その隙にセーラ深町たちはトラックを爆破する。すると中から怪物が現れ、火の中でもだえ苦しむ。そこには鬼塚自身が苦しむ様子が浮かび上がった。
風祭真は鬼塚と同じように苦しみながら体に変化が起きていった。眼は鋭く赤くなり体は盛り上がり皮膚が変色、手には鋭い爪が生え、頭に触角が生えた。その姿は鬼塚が変身した怪物と同じ姿であった。セーラが戸惑いながら様子をうかがっていると、そこに先日2人を銃撃したものがまたも襲ってきた。セーラは銃で応戦するも全く聞かない。セーラは追いつめられるも間一髪のところで怪物の姿の風祭真に助けられ、そのまま風祭真と襲撃者の応戦となる。

 後日明日香は風祭真に実験プロジェクトの本当の目的と黒幕について打ち明ける。全く同じころ氷室は明日香と同様のことを風祭大門に話す・・・。



さて私がなぜこの作品を見たのかというと、出会いは幼稚園のころです

真・仮面ライダー 序章(プロローグ)超全集という 本を親に買ってもらい見ていたのです。


表紙におもいっきり上の怪人みたいなのが載ってるのに何故買ってもらったのかは覚えていないが、とにかく持っていた。(本屋だったっし普通の仮面ライダーの本もあったはずなのに。。。おそらく親も普通の方がいいのではと言ったはずだが。。。だ)

本の中身は作品のキャプチャーとその説明や細かい設定、設定図画とか載っていて、今見たら絶対面白いだろうけど、幼稚園の頃の私はどういうものなのか全くわかっていなかった。字も漢字ばっかだったと思う(余談ですがもう捨ててしまって手元にないので買いなおそうと思い、ネットで探したらAmazonでのみ見つけた。しかし中古出品のみ¥5890円からだそうで、プレミアついてしまってますね。。。働いたらいつか買おう。。もしくはブックオフで探そう。。東京のブックオフならあるだろ。。。知らんけど。。)

結局本しか読んでいなくて、作品を見ていなかったが長らく記憶には残っていた(たしかソフビ(人形)は持っていて遊んでいた。結構気に入っていたんだと思う。もちろん人形遊びでは敵役として活躍していた。)

それでたしか今から2、3年くらい前にレンタルDVDショップでこの作品見つけて、記憶が呼び起され即レンタルして見ました。

それで見た感想は。。。なんか惜しいなーーって思いました

まずこの作品のコンセプトとして大人向けに作られたというものがあります

この作品は1992年で仮面ライダーの20周年の年なのだそう(正確には違うらしいが、営業戦略上の理由からこの年を20周年にしたらしい。。。ダメだろ。。。それ)

20周年で仮面ライダーも成人したから大人向けに制作したということだそうだ

大人向け
→現実的
→現実的なバッタ改造人間
→この姿だろう

ということなのだ

大人向けなのはライダーの見た目だけではない

セリフの言い回しが難しかったり


悪博士「・・軍事産業は・・・未だにわが財団主要財源のひとつです。兵士に限って言えば・・・局地戦専用ゲリラコマンド商品価値が高い・・。」


子供でしたら何を言っているのか分かりませんね






お姉さんが切り裂かれ血まみれでぶっ死んだり

服も無駄に引き裂かれています
大人向けですね(ニッコリ)









なんかヒロインが唐突におっぱい出したり

予告だとラブシーンあったのにカットされている
Wikiによると諸事情らしい
なんだ諸事情って!?だったら最初っからだすなバカ!!
は?いや別におっぱいなんか見たくねーしっ、見たくねーしっ、見たことあるしっ、嘘じゃねーし




仮面ライダーが敵に目潰ししたり


SEも”グチュッ!”です










極めつけは変身シーンです

とにかく画像を見てみましょう。↓あっ、ちょっとグロいです。あとちょっと怖いかも。すみません、無理そうなら飛ばしてね。ノークレーム。自己責任で

























「うぁぁぁっぁ・・・!!!ぅぅぅぅ・・・・・」








「ヴヴヴヴヴヴ・・・・・・」








「ヴぁぁぁぁぁぁ・・・・!!!」








「ッォォォォォォォ・・・・!!!」








「ううっ・・・・・!うっ!」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」








「・・・・・・・」



俺「・・・・・・・・・・・・・・・」




「ブルブル」


俺「ブルブル」





「キシュー・・・・・」








「ヴーーーーーーーーーーー」








「シュァァァァ・・・・・」








第三の目ポチーからの・・・








シャキーン!変身完了!







 
       /      \ 
      /  ─    ─\    ・・・・・・・・・・
    /    (●)  (●) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      ` ⌒´   ,/ | |          | 
    ノ           \ | |          | 
                    | |          | 
                     | |          | 
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          |  |
       / |  |\ 
      /  \    /\    ヴゥゥゥゥ・・・・
    /    (○)  (○) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      ` ⌒´   ,/ | |          | 
    ノ           \ | |          | 
                    | |          | 
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                   | |_________| 
                    ̄   | |  | 


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          |  |
       / | ・|\ 
      /  \    /\    キシュァァァァァァ!!!!!!
    /    (○)  (○) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      |`    |   ,/ | |          | 
    ノ      |______|  \ | |          | 
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小さいころ仮面ライダーになりたいと父に言ったところ、手術しなくてはいけないから大変だと言われたのを覚えているが、こういうことだったのですね

まさに子供お断りな、リアル変身とはこうだ!という演出

大人向けのコンセプト通りの作品つくりが素晴らしい・・・・・・・・かは正直微妙なのがこの作品の惜しいところです

微妙なんです。微妙。微妙ってことは良かったところとダメだったところがあったんです

まず良かったところを挙げます

 上記の変身シーンなどを見ても分かる通り、改造人間のリアルにこだわったデザインや演出がとてもよかったです
 敵役の改造人間のデザインも人間に近いデザインで、かっこいいです。(子供向けの場合基本的に敵は人間の姿に似せない。人と人の殺し合いに見えるから)



←豪島 改造人間レベル2










 SE(効果音)もグチョ・・・グチョ・・とかクシュァァ・・・とかビジュッ・・・とか、あっこいつ生きてんだな、湿度たもってんなっってのが伝わってきます。
 戦闘シーンもその効果音と共に進められるので生々しく、闘いではなく、しっかり殺し合いとして映されています
 特に最後の戦闘とその前の部分はかなり良かった、繰り返し見た。マジで名シーンだと思う
                   
のでキャプチャ(ネタバレです

 

なんやかんやでヒロイン1乙、NOコンテニュー








←こいつがやった








怒る主人公








怒りの変身






上の変身よりだいぶスムーズ&マイルドに



少々省略


美しくも悲痛な旋律のストリングスのBGMが流れ

変身完了
表情、挙動で怒りと悲しみをにじませる仮面ライダーシン
こんなエモーショナルな表現できる仮面ライダーはこいつだけだと思う、素晴らしい





ゆっくりと近づいてくる仮面ライダーシン

怖すぎワロタ(ちなみにこの間も仮面ライダーは「ヴゥ~ヴゥ~」って唸ってます)





とうとうゼロ距離

上を見上げると・・・・






怒りに震える仮面ライダーシン
(本当に震えている、この辺がすごくいい)







爪を立てて・・・








グシャー

悪博士「ウェアァァッッ!」






吐血








人汁ブシャァー








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図1








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図2








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図3








悪博士、ぶっ死ぬ
NOコンティニュー




やりきった仮面ライダーシンが悲しそうにヒロインの死体を見つめていると、改造人間レベル2豪島が襲いかかってきて最後の戦いへ・・・

その最後の戦いもすごくて、アクションが良いのはもちろん、仮面ライダーシンが繰り出す目潰しとか最後にくらわすが素晴らしいのでぜひレンタルして(キャプチャめんど杉)見ていただきたい ・・・動画あったのでレンタルなんかする暇ねーよって人用に、一応載せておきます

良い点はこのくらいかなー。よかったところはものすごくよかった

そんで悪かったところ、なんだけど細かい駄目なところがありまくるというか・・・・
もうキャプチャとかでクソだるいのでダーーーと書きますが

 とにかくディティールの作り込みが浅いというか、たとえば女CIA(セーラ深町)が細い腕でバンバン無反動で銃撃ちまくったり、おもちゃみたいなロケットランチャー?みたいなの撃ったり(軽々と担ぐ)西部警察みたいな爆発シーンとかチープなシーンが目立つ。それに女CIAって・・・笑(日本にアメリカが一々介入してくるのはリアルといえばリアルだが)CIAとか実在する組織出すならちゃんとそれっぽくしてほしい。(たしか劇中でCIAとは明かしてない。Wikiで知った。正しいのかは謎。全然CIAぽさがないからわからない)あげくにはこの女CIA、最後の最後に主人公たちを連れ去ったヘリコプターをロケットランチャーで狙撃して(これもチープ)ふっとばすし(主人公の父親死亡、でも特にそれに触れることはない)全然現実的でないとこが目立つ。

 あと上にも挙げた妙に難しい風のセリフの言い回しというか、セリフの単語選びが不自然。(ちなみに女CIAの最初のセリフは「シン・・私はあなたとFightするつもりはないわ・・・」だからね。笑わせにきてんのか)大人向けということでわざとやったんだろうけど人と人の日常会話とは思えないセリフが多い。中盤から後半に入る前あたりで、それまでの謎の種明かしの部分があるんだけど(その謎もたいしたことないくせに引っ張る)そこが特におかしい。ヒロインの女と悪博士がカットを切り替えながらそれぞれの話し相手(ヒロインは主人公に、悪博士は主人公の父に)に種明かしするんだけど、ヒロインの女と悪博士がおんなじ口調で説明するという。恋人同士がそんな話し方しねーだろっていう・・・・。

 あとヒロインの女(ただの看護人)が実験プロジェクトの本当の目的、黒幕を知っていて、主人公の父親(実験プロジェクトの責任者)がなにも知らないっておかしすぎる。主人公の父親が主導してやっている実験なのに、鬼塚(実験プロジェクトの助手)が息子(風祭真)のからだにバッタの遺伝子入れてたりしてんのなんで気づかないんだと。。ばかかよ

 つーかこいつら(主人公、ヒロイン、主人公の父)演技下手すぎ。感情的なシーンとか全然棒読みで笑ってしまう(主人公「ザイダン、ザイダンッテ、ナンナンダ!イッタイ!(棒)」)

 ほかにも変な泳ぎで全裸プールとか(ラブシーンをカットしているからいきなり二人が裸でシュール)大人3人が集まって紙コップにオレンジジュース、スナック菓子でくつろぐとか(小学生の誕生日会かよ)他にもいろいろあるけど、めんどくさいし、なによりキャプチャなしの文章だけでシーンの駄目だしって書いていてすごく難しいことが分かったからやめる。評論家はすごい。長文駄文失礼しました

 とにかく良い点(大人が納得できるつくり)と悪い点(大人が納得できないつくり)が混ざっているのでなんか惜しいなーーという感想なのです。

 やっぱそれまで子供向けのもの作ってきたからなのか、大人向けをはき違えているっていうか・・・それこそ上の方で挙げた血まみれの女の死体映せば子供向けではなくなるけど、大人向けになるのかというとそうでもないしなー(服の破け方とか不自然だし・・)

 でもライダーのデザインとかほんと素晴らしいし、大人にも響くヒーローものが作れそうな魅力を秘めていると思う。日本はヒーロー大国なのに、近年のアメコミ映画のように(ダークナイト、スパイダーマン、キャプテンアメリカウィンターソルジャーなど)大人向けの重いテーマや作り込ができたヒーローものがでてきていない(俺が知らないだけかもしれませんが、すくなくとも大人向けヒーローが一般化はしてない)のは残念ですねー

この作品のリアル路線は仮面ライダークウガに生かされたと思いますがこの作品はリメイクしてほしいなー

あとタイトルに序章がついている通り続編が予定されていたそうですが、いろいろあって企画が変わって仮面ライダーZOという作品が作られました

偶然ですが仮面ライダーZOは小さいときにビデオで見まくった作品ですね
仮面ライダーZOはいい感じにまとまっていていい作品ですよ。仮面ライダーもバッタ感ありながらも、かっこいいし



見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)おしまい

キャプチャとかやってみたり、あらすじ自分で書いてみたりしたら死ぬほど時間かかった。もうやらない

2014年4月9日水曜日

町山智浩さんという映画評論家


町山智浩さんというアメリカ在住の映画評論家、コラムニストがいます

とても面白い人です

何が面白いのでしょう。どんな人なのでしょう

とりあえず、この動画を見てみましょう

 

面白いですね

動画を見るのが面倒な人に説明すると、町山さんの週刊現代の連載が突然打ち切られ、理由を聞いてみると江原 啓之(オーラの泉の人)の新連載を始めるため町山さんの連載がはじき出されたことが分かったそうな

その打ち切りの経緯を博士も知らないニッポンのウラというネット番組で説明しているうちに、頭に血が上り「江原だけはゆるせねぇ」「ふざけんじゃねぇ」「霊能力なんかねえだろ!オラッ!本当に霊能力があるなら、俺を呪い殺してみろよ!この!デブ!!!!」という普通の大人なら言わないことをカメラの前で大声で言ったのです

まぁ連載打ち切られたこと自体よりも、よりによって江原啓之さん(江原さんへの批判、スピリチュアリズムへの批判は多くあります)にとって代わられたことが許せなかったんでしょう(ただしこのキレ芸は町山さんなりのシャレというかサービスのようなものです。本音は本音なのでしょうが、本気にしないように)

ちなみに、この回ではブッシュ後のアメリカというテーマでアメリカの事情が語られていて面白いです(町山さんはアメリカ在住)。後半の徴兵制度についてのお話はとても興味深いものです
ニコニコ動画ですがフル動画があったのでよかったら見てみてください
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13440764

というわけでインパクト抜群の動画から始めましたが、とりあえず簡単な町山さんのこれまでの軌跡を

宝島社の編集部で名物編集として働いていたが、会社のもうけを社員に還元しないことを社長に文句言ったら、いきなり殴られ、町山さんも椅子を振りかざして応戦するなどのもめごとがあり子会社の洋泉社に飛ばされる

当時の洋泉社は粉飾決済してごまかしているような有様で、普通だったら倒産しているような会社だったが、町山さんによってトンデモ本の世界、映画秘宝などを創刊、ヒットさせ立て直す

映画秘宝は映画を下品に面白おかしくピックアップするという当時としては斬新なもので、扱う映画もエロ、グロ、アクションなどが中心で映画オタクにぴったりのテイストなものだそうです

あるとき、その映画秘宝にたいしてキネマ旬報の副編集長が悪口をいったそうな

キネマ旬報は映画雑誌の老舗中の老舗。町山さんいわく、広告によって評論内容が変わるのでクソッタレ野郎だとか

それを聞いた町山さんは頭にきて(吉田豪(プロインタビュアー)いわく、本当は地域主催の運動会でいい結果を残せなくて落ち込んだ腹いせに)キネマ旬報を襲撃することを決意

レンタカー、手下、撮影係、撮影のカット割り、襲撃の際流すBGM、おそろいのスーツ、お詫びの手紙とお金を用意
そして武器に銀皿にシェービングクリームを塗ったパイを持ち、いざキネマ旬報社へ

入口付近でターゲット(キネマ旬報の副編集長)が出てくるのを待ち伏せ、出てきたところをドーーン、パイでドーーーーン!副編集長をドーーーン!大成功!やったね!

お詫びの手紙(これはシャレですという内容)とお金(クリーニング代)を置いて逃亡。車内で町山さんたち大喜び

最高のシャレだぜ!!!ヒャッハーーーー!!!!

・・・・・・当然シャレで済むわけもなく大問題に。町山さん、責任をとって洋泉社を退社


このときのことを町山さん自身が語っている動画がありましたので載せておきます(ちなみにこの動画は慶応大学卒のとても賢い女子アナが面白い動画づす)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4666727

その後、退社をきっかけに渡米
英語を学びながら映画学校へ通うなどし、現在ではアメリカンカルチャーに精通

アメリカの生の情報を日本へ発信するなどしながら、映画にも深く携わっている

とまぁここまで面白おかしい変なエピソードばかりあげましたが、町山さんはホテルルワンダやキックアス(2では字幕監修までしている)など当初日本で配給会社がつかなかった映画を公開するきっかけを作ったり、普通にすごいことやってる人でもあります


現在ではお昼のTBSラジオ たまむすび の火曜日にレギュラーコーナーがあり鋭い話をしています
http://www.tbsradio.jp/tama954/index.xml
↑ポッドキャストのURLです IEじゃないと開けないカモ

町山智浩さんという映画評論家 おしまい


2014年3月30日日曜日

見た映画の感想を: アラモ(2004)

このブログ、早くも放置気味
いや、ちがうんだ
実はこの記事、書き途中でほとんどの文章が消えてしまっいました
なので書き直す気持ちになるのに少し時間がかかりました
書き直したといっても、元の文の三分の二くらいになってしまいましたが



あらすじ

テキサスのアラモ砦。この砦を占領していたメキシコ軍を、テキサス軍は攻撃し、1835年12月、町から撤退させることに成功した。テキサス州議会との戦略の相違からテキサス軍司令長官の位を剥奪されたヒューストン将軍(デニス・クエイド)は、サン・アントニオに赴く義勇兵のジム・ボウイ(ジェイソン・パトリック)に願いを託す。若いトラヴィス中佐(パトリック・ウィルソン)がアラモ砦を守る指揮官に任命されるが、皆から冷笑で迎えられる。リーダーとして民間兵の信頼を得ているのはボウイの方だからだ。1836年2月23日、サンタアナ将軍(エミリオ・エチェバリア)率いるメキシコの大軍が町に到達。占領してアラモ砦を包囲した。ボウイは和平交渉を切り出したが、サンタアナから出された要求は無条件降伏のみ。トラヴィスは軍駐留地から援軍が来ないことに苛立ち、ヒューストン宛ての書状をセギン大尉(ジョルディ・モリャ)に託す。アラモ占領を知るなりヒューストンは、兵を召集してアラモを解放する戦略を立てていた。しかし予想以上に少ない兵力に、ヒューストンはとまどう。待てども来ない援軍にアラモの兵士たちの志気は落ちるが、トラヴィスは援軍は期待できないとハッキリ語り、そのことで兵士たちの信頼を勝ち得る。そして3月6日、ヒューストンはようやく軍を動かし、開けた戦場に出ると一気に報復を開始。わずか18分でサンタアナ将軍率いるメキシコの大軍を敗北させ、テキサスを独立に導くのだった。

アラモの戦いという実際にあったアメリカの戦争の映画です

私の友人にレンタルビデオ屋でアルバイトをしてる方がおり、彼にグローリーが好きだと言ったところ、この映画を薦められて、見ました

感想は。。見る準備が不足していました。。

見る準備が不足というのは、前提知識の不足と題材への興味の不足という、じゃあなんで見たんだという→薦められたからです

この映画は忠実のお話なので登場人物もアメリカの歴史上の偉人が出てきます

その中に出てくるデイビッド・クロケットという方はアメリカの国民的英雄なのだそうです

しかし私はそのようなことを知らずに見ていたので、クロケットが出てきてもボーと見ていたのです

この映画の前半はクロケットやトラヴィス中佐などがアラモ砦へ赴き、そこでの人間関係などが描かれています

登場人物が次々と出てきますが、誰が誰なのか把握できなくなるという状況に陥りました。。。

また私はアメリカの歴史に詳しくもなく興味もないため、アラモの戦いに至るまでの経緯など退屈でした
これは私の勉強不足のせいであって、映画のせいではありません

後半は戦闘のシーンです

アラモの戦い

とても勇敢な闘いをしました

アラモの戦いの前、トラヴィスは要請していた援軍が来ないことを悟ります

自分たちの命を考えれば、降伏や撤退という選択肢もありました

しかしトラヴィスは兵たちに援軍が来ないことを話した上で、テキサス独立に懸ける思い(そもそもトラヴィス達はテキサス独立を目標にアラモ砦に構えている)を熱く語り兵たちの士気を上げます

このシーンはアメリカ人にはたまらないシーンでしょう。またそういった男たちの熱さに心打たれる人も多いでしょう

しかしトラヴィスやクロケット達は全滅します

虚しいものです

その後、ヒューストン将軍率いる軍が巧妙な作戦であっさりとかたき討ちをとります(アメリカはかたき討ちが好きですね)

その戦闘の最後の方でヒューストン将軍率いる軍がメキシコ軍を川まで追い立てバンバン殺していくシーンがありました

それを見て私は、いかに大義があれど、戦争というものは、とても哀れなものだと思いました

というわけで、薦めてくれた友人には申し訳ないが、私はこの映画にあまりハマらなかった

しかし映画が駄目なのではなく私の勉強不足と題材への興味のなさが招いた感想です

ただそんな私でも繰り返し見たシーンがあります

それはクロケットが敵の楽隊に合わせヴァイオリンを弾くシーンです

動画があったので載せます


最高にかっこよく、美しいシーンです

こんなすばらしいシーンがある映画です

見た映画の感想を: アラモ(2004)おしまい


2014年3月24日月曜日

[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド②




深夜のエロいドラマから知ったこのバンドにどんどんはまっていた

それまではバンドのアーティストをほとんど聴いたことがなかったため、ギターとベースの区別がつかなかったり、バンドというものに関してかなり無知だったが、特にインパクトが強かったのはライブハウス(箱と呼ばれるもの)でのライブというものだった

それまでアーティストというものはミュージックステーションのステージのような広くて客と距離のあるところだけでやるものだと思っていた

私は当時アップされていたPTP のライブ動画をyoutubeで見て、ライブハウスでのライブを初めて見て衝撃を受けた

曲は確かAgainst the pill(リンク先のライブ動画は別のもの)だった。ライブの模様はとにかくグチャグチャだったという表現がぴったりだった。客という客がステージに侵入して暴れまわっていた

PTPのメンバーも狂ったように暴れていて、完全にやばいやつらだと思った。

動画で見ただけでも怖いと思ったが、(ここからは記憶のみで定かではないが)当時のHPでこのアップロードされた動画に関してメンバーから一言もらいました!みたいなのがあった

そこには「動画なんかじゃ全然ちげーよ、バーカbyメンバー一同」って書かれていた(昔のHPサルベージしても見つからないけど、私の記憶ではこう書いてあった)

怖いと思った


のちにライブDVDを出すが、当時はまだメンバーも若くて尖がっていた



[自分語り] Pay money To my Pain ( PTP ) というバンド②おしまし

2014年3月20日木曜日

山口進さんという昆虫写真家 [虫と俺]


私は少年のころ虫が大好きだった。
特にクワガタが大好きだった

虫図鑑もたくさん持っていた

その中で、もともと好きだったクワガタをさらにクワガタ好きにさせた本がある

それがこれ



一見普通の虫図鑑

私は父から様々な虫図鑑を買ってもらったが、これは中身の完成度という点で一線を画す

私が持っていた他の虫図鑑は虫の標本の写真とその虫の名前が種類やらの分類ごとにわけられページいっぱいに羅列されてるものばかりだった

虫の標本の写真は大抵縮小されたもの

しかしお気に入りのクワガタムシ図鑑はそんなものではない










画像のように、クワガタ一種類ごとに原寸大の大きさの標本写真が並べられ詳しい解説がついている
今見てもレイアウトとかすごくいいし、見やすくて、ものすごくよくできていると関心する

当然これだけではない


クワガタが自然の中で生きている写真がたくさん載っており、また生態の解説が詳しく、わかりやすく書かれている

さらにこれだけではない


クワガタムシの撮影旅行記なるものがあるのだ

実際にクワガタの観察、撮影の記録が子供でも読める文章で書かれている
私が少年時代、家で読んだ文章はこれとローワンシリーズだけだ

ノコギリクワガタはこんな感じでいっぱいいた、小笠原諸島での撮影は難しかった(保護地域のため個人の撮影許可が下りなかったらしい)タテヅノマルバネクワガタ(沖縄のクワガタ)の撮影はハブが怖いなどといった内容が臨場感いっぱいで書かれている

特に少年の私が興奮して読んだのはオオクワガタの撮影記録

オオクワガタの自然界における生活やどんなところに潜んでいるのかが、ものすごく詳しく載っている

これを読んだ少年の私は大人になったらオオクワガタを採りに行こうと思っていた
そう思わせるくらい、自然のオオクワガタのことが詳しく書かれていた

とにかく、この本はとても素晴らしいのです
私の駄文のせいで理解できないのであれば貸して差し上げましょう

すばらしいので今でも手元にとってあり、少年のようなクワガタへの情熱が失われた今でもたまに眺めたり読んだりしてます

最近、読んでいるうちに誰がこの図鑑を作ったのか気になった

ので調べてみた

山口進さん という人らしい

しらべてみると、あのジャポニカ学習帳の表紙の虫や花の写真はこの方が30年間にわたって一人で撮り続けているそうだ

ほかにもNHKのダーウィンが来たなどの企画撮影をして、世界中を飛び回りながら、飛び回る虫や花などを撮っているそうだ

つまり昆虫写真家の超大御所なのではなかろうか

ほかにも多数書籍を出していたので一つ買ってみた


米が育てたオオクワガタというのを買ってみた
表紙の写真が最高だ

文字も少なく200ページ程度で小学生でも読めるよう配慮されているが、内容が結構ヘビーだった

そもそも雑木林とはなんなのか、日本の森ってどうやってきたのか、人々と自然のかかわり方の変化やオオクワガタに降りかかった悲劇が書かれている

”オオクワガタに降りかかった悲劇”に関しての内容を少し書くと、1990年代をピークに起きたクワガタブーム、自然のオオクワガタは大きく数を減らし、それまでたくさんいたオオクワガタは姿を消していったそうです。山口進さんはこの本の中で、”私はそのブームを引き起こした原因の一人”と書いています

先述のクワガタムシ図鑑に山口さんがオオクワガタの詳しい生態を記したため、それを読んだ大人が乱獲してしまったそうです(それまではオオクワガタに関する生態を記したものはなかったそうだ)

つまり少年の私があの図鑑を読んで”よし、イケル。俺もオオクワガタとれる!”と思ったように、同じく図鑑を読んだ大人が同じ思いで雑木林へ行きオオクワガタを採っていったのだろう

私が読み始めたのは8~9歳で1999、2000年くらいだから、ちょうどオオクワガタが森から消えた頃だ(あのクワガタ図鑑の初版は1989年、つまり1990年くらいからオオクワガタの採り放題が始まったのだ)

だから大人になったら採りに行こうと思っていても無駄だったわけだ。少年の俺、スマンな

なにわともあれ、これまたとても良い本でしたのでオススメします。虫に興味ない人にも

ついでに私の虫ライフを語りたい

小学生低学年の時は虫博士だった
図鑑をよく見ていたし、虫を採って飼っては死なせていた

まさに虫博士(マッドサイエンティスト)

私の地元は都会ではないが、カブトムシ、クワガタがいるような雑木林は身近にないところだ

カブトムシ、クワガタは虫ランクのトップだったがおばあちゃんちでしか採れない

なので身近な虫アイドルカマキリだった

簡単に採れるし、見た目もかっこいいし、飼育も簡単。

バッタやコウロギ、イチモンジセセリを手づかみで捕まえ(今は触れないと思う)エサとして手からカマキリに与えていた
カマキリはカマで受け取りムシャムシャ食べる

オスとメスの見わけも簡単で、一緒に入れておけば卵を産んだ

クラスでカマキリを捕まえられるのは私とムトウ君くらいだった。
私とムトウ君はカマキリがどの辺の草むらにいるかなんとなく分かったので簡単に見つけられた

他の子がなぜ見つけられないのか不思議だったそもそも他の子が興味あったのかは定かではない

二人して海の近くの草むらで採っていたのを覚えている

小学校低学年の虫ライフは、大きな成虫を捕まえて(時にはホームセンターで買って)虫かごで飼うことだった

小学校高学年になると多少の変化が現れ、庭で見つけたカマキリの幼生を”育てた”。たしかハラビロカマキリだった
低学年のころは小さい幼生はかっこよくないし、すぐ死ぬから相手にしなかった

しかしちゃんと飼育して、羽が生えそろい成虫になるまで育て、自然に帰したことをよく覚えている

中学以降の虫ライフの記憶はほとんどない

例外として高校3年か大学1年くらいの夏に庭のプランターに居ついたオオカマキリを見守っていたのは覚えている
エサが豊富だったからか、プランター辺りにずっと居ついてた

でも秋頃に姿を消した

多分死んだのだろう

虫かごと違って死骸を見なくてすんだ

今現在は虫に触るのは好きではないし、飼いたくも買いたくもないが、自然で生きているのを見ているのは好きだ

ケータイの写真フォルダに2013年の夏のおばあちゃんちの写真があった
その中に虫の写真もあった(ケータイの電波が入らない田舎なので暇すぎて、うろついたついでに撮ったのを覚えている)

せっかくなので載せておく
私の最新の虫ライフ



虫以外も



山口進という昆虫写真家 [虫と俺] おしまい

  (・ω・ )かまきり拳法 
 νヽν | 
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 ヘ(・ω・ )あちょ! 
   ヽν | 
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おまけ
少年の私が書いた記述、”うちのノコギリは6cm3mm”
まさに虫博士