2014年4月14日月曜日

[虫と俺] カブトムシ山というユートピア


昔、おばあちゃんちに行ったら近場になるものができたと聞いた

なんでもカブトムシがたくさんいて採ることができる山なのだそうだ

虫博士だった幼い私は大興奮

子供には、ちょうどいい遊び場だと両親もノリ気だった

いとこ(♀)も行くことになり、アミはいるかなぁとか、アタシ(いとこ)カブトムシ触れないけど見つけたらすぐ知らせるね!とかクワガタもいるんじゃないかとかワクワクしながら作戦会議をした

もう本当にワクワクした

カブトムシ採りは、ばあちゃんちでもできたが、ばあちゃんちと比べものにならないくらい沢山いるに違いない。。!とワクワクした。。。なんせ""だから

さて車で出発

どんくらいかかったか覚えていないが、ばあちゃんちからそんなに遠くなかったと思う

ので到着

着いてもう、わー、はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!はしゃぐぜぇ!って感じ

カブトムシ山がどんな佇まいだったとかは全然覚えてない!昔の事だしね

でもスゴイ覚えてるんですよ、他のところを。。。うん

その。。カブトムシの佇まいというか。。。説明が難しいな。。。。はい

えーとね。。。いたんです

カブトムシがね

えぇいましたよ

なんたってだからね

入ってすぐいましたよ

ウジャウジャ。。















木箱の中に

もうね。。本当に微妙な雰囲気になりましたよ、みんな

想像では

こんな感じ、カブトムシが沢山いる森がある山を想像してたの。。そこで採るの。。。頑張って採るの。。。。

でも現実は
こんな感じだった、ここだけスゴく覚えてる

なんか木箱の周りに同じくらいの子供がワイワイいて、木箱を覗くとカブトムシがウジャウジャはいってた

中にはツノが折れちゃってるカブトムシくんとか、ツノが変形してるカブトムシくんとかいてヒドイ有様だった

しかも、有料で売ってるだけっていう。。。

もう親も苦笑いで、これ〜?みたいな。。

ここはちょっとしたワンコーナーなのではないか、と思わざる得なかったが、ここがすべてだった

ただ虫売ってるとこっていう。。。。。

カブトムシいるにはいる(うじゃうじゃいる)から幼い俺も複雑な気分に。。。

でもって。。。

ってさ。。。つけるならさ。。。もっとのあるさ。。。

てか虫売るところにしても粗悪なとこだし。。。。。

もうさ。。

そんなとこに、なんて素敵な名前つけんなっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

虫売るならもっと綺麗にしろっっ!!!!!!

もっと珍しい虫(へらくれすとかさっ)置いとけっ!!!!!!

何もしないで帰ったのも覚えている。

幼い私が虫を前にして何もしなかったから、相当しょっぱい施設だったんだろう。。。。

今ググってみても箸にも棒にも引っかからないから一瞬で消えたに違いない。。。

ふと思い出したので書きました




[虫と俺] カブトムシ山というユートピアおしまい









2014年4月12日土曜日

見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)


正確に言うと映画ではなくOV(オリジナルビデオ)ですが。。。

仮面ライダーです。仮面ライダー

そうそうあの仮面ライダー

どんな仮面ライダー

こんな仮面ライダー



ひゅー! 仮面ないぜ!バイクも乗らないぜ!プレデターみたいだぜ!でも仮面ライダーなんだぜ!あっ写真左の方です、一応。えぇ、仮面ライダーです、はい

仮面ライダーシンとか真仮面ライダーとか改造兵士レベル3とか色々な呼称があります

ちなみに劇中で仮面ライダーと呼ばれることはありません

見た目だって、どう見ても敵怪人にしか見えないが、主人公です

そういうコンセプトです。あとで説明しますが

あらすじ(ネタバレしてます。)
 
 連日女性が切り裂かれる殺人事件が起きていた。警察の囮作戦によって犯人を突き止めたが、犯人は怪物のような生き物だった。

 そのころ風祭真(かざまつり しん)は女性を殺害する幻影に連日うなされていた。彼は現在父・風祭大門(かざまつり だいもん)の遺伝子レベルから改良を加えることでウイルスへの抵抗力を高める実験プロジェクトに被験者として協力していた。

 しかしこの実験プロジェクトは実際には改造兵士を生み出すことを目的としており、その目的を知る実験プロジェクトの研究者の一人、鬼塚義一(おにづか ぎいち)によって風祭真は知らず知らずうちに改造人間にされてしまっていた。

 またその鬼塚自身も自らの肉体に改造を施していた。だが鬼塚は自らを改造、変身したことで、理性を制御することができなくなり怪物に変身しては連日女性を殺害していた。

 風祭真は不審な行動をする鬼塚を追跡し、とある建物へ入っていくのを見た。建物の中を覗くと鬼塚が自身の肉体を改造する現場を目の当たりにした。すると突然建物の屋根を破り銃を持った集団が鬼塚を襲った。風祭真はやめろー、と叫んだが途端に意識を失ってしまった。その失われた意識の中で鬼塚を襲撃した連中を殺害する映像が頭の中に映された。
目が覚め、あたりを見渡すと鬼塚を襲撃した連中が死体となって散乱していた。

 後日風祭真は不安に耐えかね鬼塚に自らの肉体がどうなったのか尋ねた。しかし鬼塚は風祭真の質問には答えず、昆虫、特にバッタの素晴らしさを語った。中でも彼ら(虫たち)のテレパシー能力(鬼塚は呼応反応とも言い換えた)が素晴らしいと語った。鬼塚によればその力によって、感情や肉体的変化を共有し、ある種の疑似体験が可能になると説いてみせた。
そこへ風祭大門が現れ、プロジェクトに関する方針について自らに従うよう鬼塚へ迫った。すると鬼塚はこのプロジェクトは”財団”という組織により動いていることを語り、風祭大門の要求をかわした。

 謎が深まった風祭真は手がかりを掴もうと昨夜、鬼塚が自らを改造していた建物へバイクで向かった。しかしどういうわけか建物の中はものひとつなくなっていた。そこへ女(セーラ・深町 せーら ふかまち)が現れた。女は風祭真に「あなたと同じ探し物をしている。協力して。私の目的は財団の壊滅よ」と言ってきた。どういうことだと風祭真が問い詰めた瞬間二人は銃撃される。女に助けられ風祭真は逃げ、女は襲撃者を銃殺した。しかしその襲撃者は死んでいなかった。

 連日繰り返される殺害の記憶(幻影)によって、自らが殺人怪物であるかもしれないことを先輩の結城卓也(ゆうき たくや)と実験の助手の一人で自らの看護人である明日香愛(あすか あい)へ感情のままにぶつける。それを見た結城は明日香に風祭真の支えとなるよう諭し、結果、明日香愛と風祭真は結ばれる。

次の日鬼塚が突如として姿を消す。風祭真は財団とは何か、この実験プロジェクトはなんなのかを明日香に問い詰めるが明日香は口を紡ぐ。同じころ風祭大門は実験場の所長である氷室巌(ひむろ いわお)に実験の中止を伝えるが、氷室は続行を命じる。その強硬な姿勢に危機感を感じた風祭大門は被験者である息子を巻き込まないよう迫るが、氷室は手遅れだと冷たく言い放つ。

 風祭真は実験場を探索していると怪しげな唸り声が頭に響いた。それを頼りに追うと一台のトラックを見つけ、追跡した。するとそのトラックはセーラ深町率いる武装した集団に襲撃される。セーラ深町たちはトラックを爆破しようとするが、風祭真が止めに入る。しかし風祭真はまたもや頭の中に奇妙な音が鳴り響き倒れこんでしまう。その隙にセーラ深町たちはトラックを爆破する。すると中から怪物が現れ、火の中でもだえ苦しむ。そこには鬼塚自身が苦しむ様子が浮かび上がった。
風祭真は鬼塚と同じように苦しみながら体に変化が起きていった。眼は鋭く赤くなり体は盛り上がり皮膚が変色、手には鋭い爪が生え、頭に触角が生えた。その姿は鬼塚が変身した怪物と同じ姿であった。セーラが戸惑いながら様子をうかがっていると、そこに先日2人を銃撃したものがまたも襲ってきた。セーラは銃で応戦するも全く聞かない。セーラは追いつめられるも間一髪のところで怪物の姿の風祭真に助けられ、そのまま風祭真と襲撃者の応戦となる。

 後日明日香は風祭真に実験プロジェクトの本当の目的と黒幕について打ち明ける。全く同じころ氷室は明日香と同様のことを風祭大門に話す・・・。



さて私がなぜこの作品を見たのかというと、出会いは幼稚園のころです

真・仮面ライダー 序章(プロローグ)超全集という 本を親に買ってもらい見ていたのです。


表紙におもいっきり上の怪人みたいなのが載ってるのに何故買ってもらったのかは覚えていないが、とにかく持っていた。(本屋だったっし普通の仮面ライダーの本もあったはずなのに。。。おそらく親も普通の方がいいのではと言ったはずだが。。。だ)

本の中身は作品のキャプチャーとその説明や細かい設定、設定図画とか載っていて、今見たら絶対面白いだろうけど、幼稚園の頃の私はどういうものなのか全くわかっていなかった。字も漢字ばっかだったと思う(余談ですがもう捨ててしまって手元にないので買いなおそうと思い、ネットで探したらAmazonでのみ見つけた。しかし中古出品のみ¥5890円からだそうで、プレミアついてしまってますね。。。働いたらいつか買おう。。もしくはブックオフで探そう。。東京のブックオフならあるだろ。。。知らんけど。。)

結局本しか読んでいなくて、作品を見ていなかったが長らく記憶には残っていた(たしかソフビ(人形)は持っていて遊んでいた。結構気に入っていたんだと思う。もちろん人形遊びでは敵役として活躍していた。)

それでたしか今から2、3年くらい前にレンタルDVDショップでこの作品見つけて、記憶が呼び起され即レンタルして見ました。

それで見た感想は。。。なんか惜しいなーーって思いました

まずこの作品のコンセプトとして大人向けに作られたというものがあります

この作品は1992年で仮面ライダーの20周年の年なのだそう(正確には違うらしいが、営業戦略上の理由からこの年を20周年にしたらしい。。。ダメだろ。。。それ)

20周年で仮面ライダーも成人したから大人向けに制作したということだそうだ

大人向け
→現実的
→現実的なバッタ改造人間
→この姿だろう

ということなのだ

大人向けなのはライダーの見た目だけではない

セリフの言い回しが難しかったり


悪博士「・・軍事産業は・・・未だにわが財団主要財源のひとつです。兵士に限って言えば・・・局地戦専用ゲリラコマンド商品価値が高い・・。」


子供でしたら何を言っているのか分かりませんね






お姉さんが切り裂かれ血まみれでぶっ死んだり

服も無駄に引き裂かれています
大人向けですね(ニッコリ)









なんかヒロインが唐突におっぱい出したり

予告だとラブシーンあったのにカットされている
Wikiによると諸事情らしい
なんだ諸事情って!?だったら最初っからだすなバカ!!
は?いや別におっぱいなんか見たくねーしっ、見たくねーしっ、見たことあるしっ、嘘じゃねーし




仮面ライダーが敵に目潰ししたり


SEも”グチュッ!”です










極めつけは変身シーンです

とにかく画像を見てみましょう。↓あっ、ちょっとグロいです。あとちょっと怖いかも。すみません、無理そうなら飛ばしてね。ノークレーム。自己責任で

























「うぁぁぁっぁ・・・!!!ぅぅぅぅ・・・・・」








「ヴヴヴヴヴヴ・・・・・・」








「ヴぁぁぁぁぁぁ・・・・!!!」








「ッォォォォォォォ・・・・!!!」








「ううっ・・・・・!うっ!」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」








「・・・・・・・」



俺「・・・・・・・・・・・・・・・」




「ブルブル」


俺「ブルブル」





「キシュー・・・・・」








「ヴーーーーーーーーーーー」








「シュァァァァ・・・・・」








第三の目ポチーからの・・・








シャキーン!変身完了!







 
       /      \ 
      /  ─    ─\    ・・・・・・・・・・
    /    (●)  (●) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      ` ⌒´   ,/ | |          | 
    ノ           \ | |          | 
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          |  |
       / |  |\ 
      /  \    /\    ヴゥゥゥゥ・・・・
    /    (○)  (○) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      ` ⌒´   ,/ | |          | 
    ノ           \ | |          | 
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                     | |          | 
                   | |_________| 
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          |  |
       / | ・|\ 
      /  \    /\    キシュァァァァァァ!!!!!!
    /    (○)  (○) \     
    |       (__人__)    | ________ 
     \      |`    |   ,/ | |          | 
    ノ      |______|  \ | |          | 
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小さいころ仮面ライダーになりたいと父に言ったところ、手術しなくてはいけないから大変だと言われたのを覚えているが、こういうことだったのですね

まさに子供お断りな、リアル変身とはこうだ!という演出

大人向けのコンセプト通りの作品つくりが素晴らしい・・・・・・・・かは正直微妙なのがこの作品の惜しいところです

微妙なんです。微妙。微妙ってことは良かったところとダメだったところがあったんです

まず良かったところを挙げます

 上記の変身シーンなどを見ても分かる通り、改造人間のリアルにこだわったデザインや演出がとてもよかったです
 敵役の改造人間のデザインも人間に近いデザインで、かっこいいです。(子供向けの場合基本的に敵は人間の姿に似せない。人と人の殺し合いに見えるから)



←豪島 改造人間レベル2










 SE(効果音)もグチョ・・・グチョ・・とかクシュァァ・・・とかビジュッ・・・とか、あっこいつ生きてんだな、湿度たもってんなっってのが伝わってきます。
 戦闘シーンもその効果音と共に進められるので生々しく、闘いではなく、しっかり殺し合いとして映されています
 特に最後の戦闘とその前の部分はかなり良かった、繰り返し見た。マジで名シーンだと思う
                   
のでキャプチャ(ネタバレです

 

なんやかんやでヒロイン1乙、NOコンテニュー








←こいつがやった








怒る主人公








怒りの変身






上の変身よりだいぶスムーズ&マイルドに



少々省略


美しくも悲痛な旋律のストリングスのBGMが流れ

変身完了
表情、挙動で怒りと悲しみをにじませる仮面ライダーシン
こんなエモーショナルな表現できる仮面ライダーはこいつだけだと思う、素晴らしい





ゆっくりと近づいてくる仮面ライダーシン

怖すぎワロタ(ちなみにこの間も仮面ライダーは「ヴゥ~ヴゥ~」って唸ってます)





とうとうゼロ距離

上を見上げると・・・・






怒りに震える仮面ライダーシン
(本当に震えている、この辺がすごくいい)







爪を立てて・・・








グシャー

悪博士「ウェアァァッッ!」






吐血








人汁ブシャァー








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図1








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図2








仮面ライダーが生身の人間を嬲り殺す図3








悪博士、ぶっ死ぬ
NOコンティニュー




やりきった仮面ライダーシンが悲しそうにヒロインの死体を見つめていると、改造人間レベル2豪島が襲いかかってきて最後の戦いへ・・・

その最後の戦いもすごくて、アクションが良いのはもちろん、仮面ライダーシンが繰り出す目潰しとか最後にくらわすが素晴らしいのでぜひレンタルして(キャプチャめんど杉)見ていただきたい ・・・動画あったのでレンタルなんかする暇ねーよって人用に、一応載せておきます

良い点はこのくらいかなー。よかったところはものすごくよかった

そんで悪かったところ、なんだけど細かい駄目なところがありまくるというか・・・・
もうキャプチャとかでクソだるいのでダーーーと書きますが

 とにかくディティールの作り込みが浅いというか、たとえば女CIA(セーラ深町)が細い腕でバンバン無反動で銃撃ちまくったり、おもちゃみたいなロケットランチャー?みたいなの撃ったり(軽々と担ぐ)西部警察みたいな爆発シーンとかチープなシーンが目立つ。それに女CIAって・・・笑(日本にアメリカが一々介入してくるのはリアルといえばリアルだが)CIAとか実在する組織出すならちゃんとそれっぽくしてほしい。(たしか劇中でCIAとは明かしてない。Wikiで知った。正しいのかは謎。全然CIAぽさがないからわからない)あげくにはこの女CIA、最後の最後に主人公たちを連れ去ったヘリコプターをロケットランチャーで狙撃して(これもチープ)ふっとばすし(主人公の父親死亡、でも特にそれに触れることはない)全然現実的でないとこが目立つ。

 あと上にも挙げた妙に難しい風のセリフの言い回しというか、セリフの単語選びが不自然。(ちなみに女CIAの最初のセリフは「シン・・私はあなたとFightするつもりはないわ・・・」だからね。笑わせにきてんのか)大人向けということでわざとやったんだろうけど人と人の日常会話とは思えないセリフが多い。中盤から後半に入る前あたりで、それまでの謎の種明かしの部分があるんだけど(その謎もたいしたことないくせに引っ張る)そこが特におかしい。ヒロインの女と悪博士がカットを切り替えながらそれぞれの話し相手(ヒロインは主人公に、悪博士は主人公の父に)に種明かしするんだけど、ヒロインの女と悪博士がおんなじ口調で説明するという。恋人同士がそんな話し方しねーだろっていう・・・・。

 あとヒロインの女(ただの看護人)が実験プロジェクトの本当の目的、黒幕を知っていて、主人公の父親(実験プロジェクトの責任者)がなにも知らないっておかしすぎる。主人公の父親が主導してやっている実験なのに、鬼塚(実験プロジェクトの助手)が息子(風祭真)のからだにバッタの遺伝子入れてたりしてんのなんで気づかないんだと。。ばかかよ

 つーかこいつら(主人公、ヒロイン、主人公の父)演技下手すぎ。感情的なシーンとか全然棒読みで笑ってしまう(主人公「ザイダン、ザイダンッテ、ナンナンダ!イッタイ!(棒)」)

 ほかにも変な泳ぎで全裸プールとか(ラブシーンをカットしているからいきなり二人が裸でシュール)大人3人が集まって紙コップにオレンジジュース、スナック菓子でくつろぐとか(小学生の誕生日会かよ)他にもいろいろあるけど、めんどくさいし、なによりキャプチャなしの文章だけでシーンの駄目だしって書いていてすごく難しいことが分かったからやめる。評論家はすごい。長文駄文失礼しました

 とにかく良い点(大人が納得できるつくり)と悪い点(大人が納得できないつくり)が混ざっているのでなんか惜しいなーーという感想なのです。

 やっぱそれまで子供向けのもの作ってきたからなのか、大人向けをはき違えているっていうか・・・それこそ上の方で挙げた血まみれの女の死体映せば子供向けではなくなるけど、大人向けになるのかというとそうでもないしなー(服の破け方とか不自然だし・・)

 でもライダーのデザインとかほんと素晴らしいし、大人にも響くヒーローものが作れそうな魅力を秘めていると思う。日本はヒーロー大国なのに、近年のアメコミ映画のように(ダークナイト、スパイダーマン、キャプテンアメリカウィンターソルジャーなど)大人向けの重いテーマや作り込ができたヒーローものがでてきていない(俺が知らないだけかもしれませんが、すくなくとも大人向けヒーローが一般化はしてない)のは残念ですねー

この作品のリアル路線は仮面ライダークウガに生かされたと思いますがこの作品はリメイクしてほしいなー

あとタイトルに序章がついている通り続編が予定されていたそうですが、いろいろあって企画が変わって仮面ライダーZOという作品が作られました

偶然ですが仮面ライダーZOは小さいときにビデオで見まくった作品ですね
仮面ライダーZOはいい感じにまとまっていていい作品ですよ。仮面ライダーもバッタ感ありながらも、かっこいいし



見た映画の感想を:真・仮面ライダー序章(完全版OV)おしまい

キャプチャとかやってみたり、あらすじ自分で書いてみたりしたら死ぬほど時間かかった。もうやらない

2014年4月9日水曜日

町山智浩さんという映画評論家


町山智浩さんというアメリカ在住の映画評論家、コラムニストがいます

とても面白い人です

何が面白いのでしょう。どんな人なのでしょう

とりあえず、この動画を見てみましょう

 

面白いですね

動画を見るのが面倒な人に説明すると、町山さんの週刊現代の連載が突然打ち切られ、理由を聞いてみると江原 啓之(オーラの泉の人)の新連載を始めるため町山さんの連載がはじき出されたことが分かったそうな

その打ち切りの経緯を博士も知らないニッポンのウラというネット番組で説明しているうちに、頭に血が上り「江原だけはゆるせねぇ」「ふざけんじゃねぇ」「霊能力なんかねえだろ!オラッ!本当に霊能力があるなら、俺を呪い殺してみろよ!この!デブ!!!!」という普通の大人なら言わないことをカメラの前で大声で言ったのです

まぁ連載打ち切られたこと自体よりも、よりによって江原啓之さん(江原さんへの批判、スピリチュアリズムへの批判は多くあります)にとって代わられたことが許せなかったんでしょう(ただしこのキレ芸は町山さんなりのシャレというかサービスのようなものです。本音は本音なのでしょうが、本気にしないように)

ちなみに、この回ではブッシュ後のアメリカというテーマでアメリカの事情が語られていて面白いです(町山さんはアメリカ在住)。後半の徴兵制度についてのお話はとても興味深いものです
ニコニコ動画ですがフル動画があったのでよかったら見てみてください
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13440764

というわけでインパクト抜群の動画から始めましたが、とりあえず簡単な町山さんのこれまでの軌跡を

宝島社の編集部で名物編集として働いていたが、会社のもうけを社員に還元しないことを社長に文句言ったら、いきなり殴られ、町山さんも椅子を振りかざして応戦するなどのもめごとがあり子会社の洋泉社に飛ばされる

当時の洋泉社は粉飾決済してごまかしているような有様で、普通だったら倒産しているような会社だったが、町山さんによってトンデモ本の世界、映画秘宝などを創刊、ヒットさせ立て直す

映画秘宝は映画を下品に面白おかしくピックアップするという当時としては斬新なもので、扱う映画もエロ、グロ、アクションなどが中心で映画オタクにぴったりのテイストなものだそうです

あるとき、その映画秘宝にたいしてキネマ旬報の副編集長が悪口をいったそうな

キネマ旬報は映画雑誌の老舗中の老舗。町山さんいわく、広告によって評論内容が変わるのでクソッタレ野郎だとか

それを聞いた町山さんは頭にきて(吉田豪(プロインタビュアー)いわく、本当は地域主催の運動会でいい結果を残せなくて落ち込んだ腹いせに)キネマ旬報を襲撃することを決意

レンタカー、手下、撮影係、撮影のカット割り、襲撃の際流すBGM、おそろいのスーツ、お詫びの手紙とお金を用意
そして武器に銀皿にシェービングクリームを塗ったパイを持ち、いざキネマ旬報社へ

入口付近でターゲット(キネマ旬報の副編集長)が出てくるのを待ち伏せ、出てきたところをドーーン、パイでドーーーーン!副編集長をドーーーン!大成功!やったね!

お詫びの手紙(これはシャレですという内容)とお金(クリーニング代)を置いて逃亡。車内で町山さんたち大喜び

最高のシャレだぜ!!!ヒャッハーーーー!!!!

・・・・・・当然シャレで済むわけもなく大問題に。町山さん、責任をとって洋泉社を退社


このときのことを町山さん自身が語っている動画がありましたので載せておきます(ちなみにこの動画は慶応大学卒のとても賢い女子アナが面白い動画づす)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4666727

その後、退社をきっかけに渡米
英語を学びながら映画学校へ通うなどし、現在ではアメリカンカルチャーに精通

アメリカの生の情報を日本へ発信するなどしながら、映画にも深く携わっている

とまぁここまで面白おかしい変なエピソードばかりあげましたが、町山さんはホテルルワンダやキックアス(2では字幕監修までしている)など当初日本で配給会社がつかなかった映画を公開するきっかけを作ったり、普通にすごいことやってる人でもあります


現在ではお昼のTBSラジオ たまむすび の火曜日にレギュラーコーナーがあり鋭い話をしています
http://www.tbsradio.jp/tama954/index.xml
↑ポッドキャストのURLです IEじゃないと開けないカモ

町山智浩さんという映画評論家 おしまい